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Q-1住宅 / 有限会社 カトウ工務店

地元に根差して40年。高断熱住宅Q-1.0住宅(キューワン住宅)の設計、施工。 翌朝も暖かな家づくりをしています。

自動車雑誌を見ながら、ふと思う事。

しばらく、更新が滞っていますが、おかげさまで毎日そこそこ忙しく過ごしています。
現在は、新築工事前でリフォーム工事を中心に行っています。

 これからの住宅はどうなっていくのだろうか。

 これは、東北の大地震で原発が被災し、安全神話が崩れ全国の原発の安全確認の為、原発が止まってからもう1年が経過しようとしている。
国の施策はより省エネを進め、更には創エネも視野に入ってきている。

 住宅の色々なことを説明するのに、自動車で説明することが多いですね。
住宅メーカーの広告上の坪単価は、自動車の広告と同じで本体価格のみで、道路を走る(住宅の場合は、生活する)ためには諸経費が必要になりますと、お話します。

 先日、自動車雑誌を読んでいたなら、近頃の世界規模の省エネの流行というと、ダウンサイジングターボだというのです。
東京オリンピックに向けて水素で動く燃料電池車両を導入すると話題になりますが、国内で省エネ車といえば、ハイブリットが主流でしょうか。
ハイブリットは、ご存じのように燃料を燃やして動くエンジンと、電気で動くモーターを1台の車に載せて状況に合わせて稼働比率を変えて燃費を改善する方法です。
 これに対して、ダウンサイジングターボというのはどういうものか。
ターボは、通常のエンジンにより多くの燃料を押し込み馬力をアップさせる為の装置【過給機といいます】で、一昔のイメージだと燃費の非常に悪いものでした。
しかし、今のターボは性能がよくなり、低回転から機能し実用域で必要な馬力を得ることが出来ます。
という事は、たとえば少し大げさに言うと1,000ccのエンジンで、2,000ccのエンジン馬力が得ることが出来る様なのです。
1,000ccのエンジンよりは燃費が悪くなりますが、2,000ccのエンジンよりも燃費がよく、1,000ccのエンジンよりも実用的になるのです。
良いですよね?
更に、モーターを積まないことにメリットがあります。
モーターを載せると、もれなく大きなバッテリーが必要になります。
このバッテリー、年々性能が良くなっていますが、如何せん高価であり、重量もあります。
その点、絶対的な馬力を求めないターボを載せても重量も、コストも跳ね上がる心配はありません。
 蛇足ですが、ミニバンのように大きな車をハイブリットにしようとすると、必要なパワーも大きくなるのでバッテリーもより多く載せることになり、更に重量が増えてしまい限られたボディサイズの中では、室内に張り出してくるしかないのです。
大きな車でハイブリット車をあまり見かけないのは、要するにそれほど燃費を改善できないからなのです。

 さて、話をもどして、何を考えたかというと。
スマートハウスという高性能住宅を、メーカーが一生懸命に販売しています。
太陽光発電パネルを乗せ、蓄電池を備え、発電した電気を日中だけでなく夜間も使うというものも出てきました。
電力会社から電気を買わずに生活が出来るのだとしたら、なんとも魅力的。
しかし、どうでしょうか。
蓄電池は、必ず容量が落ちますから、使い続けるうちに交換が必要な時期が必ず来ます。
それは、住宅の寿命から見ればはるかに短い。

 私は現在、ハイブリット車を載っていますが、購入する際に営業マンにバッテリーはどのくらい持つのかと聞いたなら、『自動車の寿命位』と言いますので、それは何年くらいかと聞くと『10年位を考えています』と。
 自動車の場合、一年中フルに使われることはありませんが、住宅の場合はフルに使われます。
携帯電話のモバイルバッテリーは充電回数が500回程度が寿命とされていて、乾電池型の充電池は2,100回とされています。
 住宅で使われる蓄電池ではどのくらいかというと、回数で制限はされていませんが、とあるメーカーは、1日1回の充放電で10年後初めの60%の容量と設計するそうです。

 自動車のハイブリットが出てしばらくしてから、各社ハイブリットに力を入れ、この先はダウンサイジングターボになっていくかもしれない。
あれ程、ハイブリット、ハイブリットと騒いでいたのに、次世代モデルではハイブリット設定がなくなる。
ちょっと、面白いなと思ったのです。

 現在の高性能な住宅も、数年後には発電パネル+蓄電池で自給自足!なんてことは言っていないでしょう。

 あまり、目先の新しい技術に惑わされずに、基本的な部分を重要視したいものです。
自然の力を無理なく活用することは、最先端のその生産に多くのエネルギーと貴重資源を費やす設備に勝る省エネになると、思うのです。
 

2014/09/11 加藤茂貴


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消費税の自動計算。

見積書や請求書を作るのにエクセルを利用しています。
ver.8となり結構、便利なものになってますが、いかんせんVBAに挫折したのでダイアログが使えずに、所々、手動だったりしますが、まぁ、自分が使うには満足できるレベルですと、自画自賛w

 しかしながら、ずっとうまく処理できずにいるのが消費税の計算です。
金額が大きな工事の場合、1円単位までは請求せずキリの良い金額で請求書を作ります。

 工事金額が、1,500円の場合、課税後は1,620円です。
これを、値引きをかけて1,600円で請求します。
この場合、( 1,600 - 1,620 ) /1.08 = -18.5185円が値引き額となります。
小数点以下を切り捨て、18円を値引き額として試しに計算します。
( 1,500 - 18) x 1.08 = 1,600.56円
端数が出たので再び小数点以下を切り捨て、1,600円を得ることが出来ました。

 これを単純にエクセルに関数で埋め込みますと、
=ROUNDDOWN((1500+ROUNDDOWN((1600-1620)/(1.08),0))*1.08,0)
とこんな形になるのです。
 しかし、この数式は希望金額を1,525円にすると、得られる数値は1,526円となります。
=ROUNDDOWN((1500+ROUNDDOWN((1525-1620)/(1.08),0))*1.08,0)

 どうやら小数点1位が9の場合に、誤差が出てしまうようです。
どうしたら良いのか考えていますが、なかなかうまく行かないのです。
少数点第1位が9の時に、切り上げてあげられたら良いのかも。
もしくは、小数点第1位が9の時に1を増やしたり減らしたりするのもいいかも。
と、考えて両方試し、複合技も試しましたが共に100%ではありませんでした。
もう、限界。
やっぱり手動で調整するのがよさそうです。

 なにか100%な簡単な数式って、ないでしょうか。

階段が中心にある家。


 設計事務所の物件が完成しました。
といっても、画像を見る限り完成しているとは思えませんが、こちらはまだまだ施工中の頃の写真です。すみません_(._.)_

 この物件は建物のほぼ中央に、ささら桁と手すりが鉄骨製の階段があります。
1階はリビングとダイニングの間に。
2階は親と子の部屋の間にあり、それぞれの空間を物理的に分けています。
空間を分けてはいますが、ストリップ階段で、鉄骨も使っているので適度に空間を分けつつも繋がりも感じられます。
鉄骨は丈夫な素材で、見た目が華奢でも十分な強度を誇ります。
階段などに使うと、線が細くすっきりと納めることができます。

 通常は自社設計で行っていますから、たまにほかの方の設計で工事させていただくと、自分では到底思いつかないようなプランであったり、考え方であったりと刺激になります。
良いところは参考にし、ちょっと違うかなと思うところも参考にし、と。
何事も勉強ですから。

 このお宅では、造作家具を何点か作らせていただきました。
下駄箱と、食器棚と、洗面所の吊り戸棚と作業台と。
一時期は積極的に作っていました、大工が作る造作家具。
家具職人が作る細部まで凝ったものはとても作れませんし、建具は建具職人に任せ、大工は本体の箱部分を作りますが、結構なんでもできるものです。

 造作家具の素材は、ランバーコアがメインです。表面はシナとラワンがありまして、通常は塗装工程が必要になります。木の雰囲気を生かしたい場合や、コストを抑えたい場合はこれを使います。
 ポリ合板を表面に使ったランバーポリというものもありまして、こちらは塗装工程が不要で市販品のような質感で仕上がります。
ポリの色・柄の種類は豊富にあり、単色から木目、石目などから選ぶことができます。

 階段の話のつもりが、いつの間にか家具の話になってしまいました。

傾いた床を水平に。

築30年を超えている建売住宅のリフォームをお受けするケースが増えています。
感じる事を、つらつらと。

 当時分譲された住宅街は、入居された方々も同年代、そのお子様もやはり同年代。
お孫さんも誕生し、子供たちはそれぞれの家庭を、それぞれの住まいで築いています。
『子供達が一緒に、もしくはいずれこの場所に戻ってきて住んでくれれば、大規模なリフォーム、建替えも考えられるが、誰も入らないから傷んだところだけ直して住む』と、そう考える方が多いですね。
耐震工事や、断熱工事をお勧めしたいところですが、なかなか行う方は少ないです。

 30年も経過した住宅は、多かれ少なかれ多少傾いています。
先日お世話になったお宅は、2階の和室の畳を上げてフロア貼にする工事を行いました。
6帖間の畳を上げて、レーザーレベルで高さを調べると最大で40mの差がありました。
もうひと部屋の4.5帖の方も30mm程度の差がありました。
 この住宅の2階の外壁は、1階の外壁より3尺下がっている上、出隅の柱の下に柱は無い状態。
梁もかなり垂れてしまっているでしょうし、造成地ですから地面の圧密も進んだのでしょう。

 今回は、壁も改修する事になっていましたから、畳寄せを外し根太の高さ調整を行いフロアを貼りました。
問題になったのは出入口で、片引きの戸襖が付いています。
通常、若干の高低差の場合は、建具には手を付けずに納めますが、今回は15mmの差が出ていた為、そのままでは建具を外すことが出来なくなってしまいます。
開戸に替えてしまうのも一つの手なのですが、プラン上、使い勝手から見れば引戸の方が良いのは一目瞭然ですし、お客さまもそれを望んでいました。
そこで、既存の建具を再利用し、外引きの片引戸(柱の外側を戸が走る。アウトセット引戸)にして納めました。

 階段の踊り場、奥行き3尺ですが、ここでも10mm程度の高低差が発生していました。
フロアがふかふかしていたのは、この高低差のせいでしょう。

 将来、誰かが住むと分かっていれば、基礎に手を入れ建物全体の傾きを矯正するのが良いのですが、住む人がいないと思うと、対処療法ですが床単体で傾斜を直す事になります。
床の傾斜は、健康に知らず知らずのうちに影響を及ぼしますから。

夏の暑さ。

毎年、この時期になると今年の暑さ対策をどうしようかと考え始めます。

 対策の基本の一番は、熱線を屋内に入れない事。

 ゴーヤを使用したグリーンカーテンは、実に理にかなった方法ですよね。
単純に日陰になるので気温が下がりますが、植物ですから水分を放出する事で、熱を遮るバリアの様な役割もあるんですよね。

 おととしは、農作業で使われる『遮熱シート』をベランダの屋根に載せてみました。
 これは、効果抜群で快適でした!が、昨年は使わなかったのはなぜだったのか・・。

 今年は、部屋の中の熱気を抜く事。

 窓を、開ければ通風によって気温が下げられるんですが、風がない場合どうする?
ということで、重力換気(温度差をりようした換気方法)を考えてみました。

 昨年、屋根の棟付近の野地に換気口を開け、屋根裏の熱気を排出するようにしました。
我が家の屋根は、寄棟ですので小屋裏換気口は、軒裏でしか行えません。
軒裏だけでは、風がなければ換気できないので小屋裏の熱は溜まる一方で非常に熱いのです。
しかも、夜になってもなかなか冷めないので寝苦しい日々が続きます。

 今年は、子供部屋を直した時に、子供部屋の天井に換気口をつけダクトを棟近くまで伸ばしてみました。
狙いは、煙突効果で上に伸ばしたダクト内の空気が小屋裏の熱気で熱せられるので、上昇気流が発生し子供部屋から空気を吸い出す仕組みです。
 換気口は天井面ですから、部屋の中でも温度の高い空気が溜まっていてこれを排出する事で、部屋の気温を下げようという試みです。

 まぁ、開口面積が小さいので、それほど大きな効果があるかは疑問ですがw

 ないより、ましなはず!・・・いやいや、効果抜群の筈ですw

プロフィール

埼玉県鴻巣市で創業40年。 地域に根差し、お客様にとって最適な工事を提供出来るよう心掛けています。

HN:
加藤茂貴
性別:
男性
趣味:
コンガ、ジャンベ等パーカッション演奏
自己紹介:
会社名称:
 有限会社 カトウ工務店
 (1級建築士事務所併設)
所在:
 埼玉県鴻巣市松原1-20-10
tel/fax:
 048-541-1014 / 541-1017

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