さて、壁のプリント合板も張り終えると、鉄骨が露出している部分があります。
柱の類です。
これらは、胴縁と接していて、胴縁は外壁材(金属系サイディング)と接していて、外壁は外気に接していますからかなりレベルの高い熱橋【ヒートブリッジ】になるわけです。
これをこのまま放っておくと結露確実ですし、壁材との取り合いも隙間が出来て漏気や湿気の壁内への侵入でいろいろ不都合がありますので断熱します。

今まではこういった場合、木下地を組んで壁を張って仕上げていたんですが、今回は断熱もしっかりしますから、いっそ断熱材で下地組んで壁材を接着剤で貼ってしまえばよいのではないか?という事でそうしてみました。
断熱材は周りのGW100mmに見合うようにネオマフォーム30mmを使いました。

こんな感じです。
コの字にネオマフォームを組み立てて鉄骨の柱と、プリント合板に貼り付けます。
そして、プリント合板を貼り付けて廻り縁と巾木を取り付ければ完成です。
画像はありませんが、建具の袖壁にもネオマフォームをぎっちりと嵌めこみました。
断熱的にはそれなりに高性能と思います。
それでもサッシ及びサッシ廻りと木製建具の断熱性の脆弱さを鑑みると、そこそこの断熱性能になるかと思います。