忍者ブログ

Q-1住宅 / 有限会社 カトウ工務店

地元に根差して40年。高断熱住宅Q-1.0住宅(キューワン住宅)の設計、施工。 翌朝も暖かな家づくりをしています。

鉄骨造に部屋づくり。③天井

さて。

 GWを使った断熱工事で一番の難関が天井です。
毎度どうしたものかと頭をひねる部分です。

 新築であれば迷うことなく吹込みGWにします。
きっちりと充填出来ますから。

 リフォームなどの小規模だと自分でどうにか、したいと。

 原則、複数枚のGWを重ねて施工します。

 天井用に袋入りの155mm厚というものがありますが、天井は袋入りを使うと隙間だらけですし、凸凹も多くて上手く施工できないことは目に見えています。

 今回は、2種類の方法を試してみました。
上から105mm(野縁受上) + 50mm(野縁受) + 50mm(野縁)という構成。
50mmのGWを使うので野縁と野縁受は45mm角を採用しています。
施工手順は、野縁をとりあえず@910mmで入れ、野縁受は@955mmで入れていきます。
吊木で吊って、まずは野縁受間に50mmを入れながら、その上に105mmを載せていきます。 直交させずに半分ずらして平行に施工します。

 次が問題の野縁間のGW施工。
支えるものが野縁との摩擦だけなので、落ちてくることもあるのです。
そこで今回は、透湿防水シート(タイベック)を100mm幅にしたものを野縁下に野縁に直交するように張り、GWが載るようにして施工しました。

 もう一つの施工方法は、100mm + 100mmです。
野縁と野縁受間の断熱材を2枚ではなく、100mm1枚で施工する方法です。

【画像手前のタイベックがない範囲が100mm + 100mm】
野縁間隔は分かっていますから、事前に野縁の位置にカッターで切り込みを入れておき、それを野縁の上に置いていきます。 するとGWが落ちてくることもないですし、切り込みも入れてあるのできっちりと野縁間に充填されます。
副資材も少なくて済み、上の施工方法よりは省施工です。


 後は防湿フィルムを張り、板野縁を取り付けて天井を仕上げて完成です。
PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

プロフィール

埼玉県鴻巣市で創業40年。 地域に根差し、お客様にとって最適な工事を提供出来るよう心掛けています。

HN:
加藤茂貴
性別:
男性
趣味:
コンガ、ジャンベ等パーカッション演奏
自己紹介:
会社名称:
 有限会社 カトウ工務店
 (1級建築士事務所併設)
所在:
 埼玉県鴻巣市松原1-20-10
tel/fax:
 048-541-1014 / 541-1017

フリーエリア