現在、新築工事を進めています。
そうそうにブルーシートでくるんでしまったので、2階は特に風通しが少なくて暑苦しい中での作業になっています。
そういった環境では『空調服』は役に立ちません。
暑い空気が入ってきても涼しくはならないのです。
今回は、筋交いを使わない面材による耐力壁だけの住宅に挑戦しています。
壁倍率は0.9、2.5、3.3、3.7、5.0倍の5種類を使い分けます。
面材の種類と、釘の種類、間隔、ビスによって倍率は変わるのですが、間違えずに施工していくのは、自分で設計して建ててますから問題も少ないですが、人に施工してもらって監理するとなると難しいだろうなと感じています。
釘のめり込みの問題とかもありますし。
例えば、今回の針葉樹構造用合板を面材を使う壁が殆どですが、告示に従いN50、CN50釘を使い分けたり、構造用ビスだったり、床勝ちの大壁仕様の床の受材の断面と、真壁仕様の受材の断面は違ったり、また、耐力壁ではないけども針葉樹構造用合板を張る場合は下手に耐力が出ないように釘を変えたりしています。
手間がすごい。
JOTOのキソパッキンが出始めた際に、設置ルールを職人に覚えてもらう事は難しいなーと思っていたら、キソパッキンロングが発売されたのですぐに切り替えました。
『基礎の上には隙間なく置く』という一言だけで指示が済みましたから。
そういう風に単純にしたいなと思います。
針葉樹構造用合板の表面に認定を取ったという内容の事が記載してあって、壁倍率5.0倍とあり、CN釘によるものでした。
今回は専用のビスで5.0倍を実現していますが、いざ使ってもると入りづらいビスで頭も出っ張る事が多く、ビスピッチも周囲100mmと細かく釘よりも5倍くらいの時間がかかるものでした。
『こっち(合板記載の認定)が良かったかー』と思いましたが、使用釘がCN65で75mmピッチ。
CN65を打てる釘打ち機というとやや重く大きくなりますし、打込む際の反動も大きくなって打込めない釘も増えそうです。
それでも、N50(2.5倍)を廃して、CN釘の50と65を周囲75mmピッチ、中央を150mmピッチで施工とすれば多少は簡単になるでしょう。
製品によっては、ピッチを変える事で倍率が変わるというものもあります。
用意する釘(ビス)は1種類で済むので、交換手間や在庫管理は簡単になりそうですね。
様々な商品と施工方法があるので、どれを選ぶかが難しくなっています。