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Q-1住宅 / 有限会社 カトウ工務店

地元に根差して40年。高断熱住宅Q-1.0住宅(キューワン住宅)の設計、施工。 翌朝も暖かな家づくりをしています。

巣ごもりするなら。

20100309 掲示板

 今日は天気予報通りに、雪が降ってきましたね。
寒いで~す。

 今月のポスターその1が出来たので、大雪の為掲示されなかったのですが、一足お先にこっちにアップしちゃいます。

 余り言いたくないフレーズですが、『この不景気で』需要が落ち込み、みなさん外出や外食を控え、お家で過ごす時間が伸びていませんか?

長くお家いるとお家の中の

ココをこうしたい!

とか、

こんな風な使い方をしたいがどうしたらよいのかな?

なんてことありませんか?

 そんな時も 是非! ご相談ください。

お力になれるかもしれません。
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シロアリの事。

2階蟻害状況


 これは、先日工事を行ったお家です。
2階の梁が白蟻によって食い散らかされ、柱と繋がっていないのが分かります。

 これだけ木材を食い荒らされているのを見ると、食い散らかした木材の中に住んでいるように思われがちですが、鴻巣近辺の白蟻は、ヤマトシロアリという種類で、その巣は土の中にあります。
 ですから、この食い散らかした木材は単に『エサ場』なのです。

 これだけの被害を与える白蟻は怖い存在ですね。
どうやって防げば良いのでしょうか?


 駆除会社に依頼して薬剤の散布が正解でしょうか?
確かにそれも有効な手段の一つなのでしょうが、その前に白蟻の事をもっと知っても良いのではないのでしょうか。
相手を知っていれば、もっと効率的な対策が思い浮かぶかもしれませんから。


 まず、木造のお家の全てが白蟻に食いつくされていないと言う事に気付いてください。
全てのお家が白蟻に食べ尽くされ、壊れてしまうのであれば木造のお家は建てない方が良いという事になり、木造のお家が今も作られるというのは考えられません。
でも、古くは日本のお家は木と土と紙で作られ、今でもその時代のものが多く残っています。
これは、必ずしも全てのお家が白蟻に食べられていると言う訳ではないと言う事です。
白蟻の被害に遭うお家と遭わないお家には、何か秘密があるに違いありません。


 と言う事で、白蟻が生きていく為に必要なものはというと、

1、栄養
2、温度
3、酸素
4、水

 の4つです。
このうちの一つでも欠けると白蟻はその場所で生きていけませんから、白蟻の被害から大切なお家を守るには、どれかを取り除いてあげればよいのです。
取り除くと言うと難しそうですが、完全に”0(ゼロ)”にすると言う訳ではなく、白蟻が棲みづらくする程度に取り除くと言う意味です。


 では、どれを取り除く事ができるのか考えていきましょう。

 まず、『栄養』ですが、これを取り除くとお家自体が無くなってしまいますね。
 鉄骨造や鉄筋コンクリート造なら無縁の様な感じもしますが、構造部分では使われなくても、下地材や造作材(仕上材)に木材は多く使われていますので、被害にあう事がありますから、無関係ではありません。

次は2つまとめて、『温度』と『酸素』ですが、この二つを取り除くと人間も生活するには不便ですね。

 さて、最後に『水』。
これを取り除くことが、白蟻対策の基本なのです。
 私たちでも、食事をする時は水分を一緒にとりますよね?
お味噌汁、スープ、お茶やコーヒー等。
白蟻も同じで、食事をする時は水分が必要なのです。

 ですから、床下に、湿気を侵入させない(防湿)、侵入した湿気を吸い取る(吸湿)、吸い出す(排出)、湿気を木材に触れさせない(遮断)と、こんな対策の考え方があると思います。
また、白蟻が嫌う樹種(檜、檜葉等)を利用するというのも良い手です。
一つまたは、組み合わせて対策を考えると良いでしょう。

 ちなみに新築の場合は、基礎をべた基礎にしたり、防蟻処理をしたり、床下全周換気と効果的な対策を施せますし、施しますので安心できます。

 白蟻の被害には、浴室、洗面所、台所、トイレの水廻りに集中しています。
また玄関も被害が多い場所ですが、これは他の場所よりも土の近くにまで木が接近していたり、土と木がくっついてしまっている場合もある上、空気の流れが少ない場所になり易いからです。
多くのお家の場合、これらの場所以外で白蟻が発生する事は少ないのです。

 また、これまでは基礎の内側からの白蟻の侵入を考えてきましたが、外部から侵入するケースもあります。
基礎に木材を建てかけていたり、植木等の植栽がっくっついていたら要注意です。
基礎との間の隙間を使って、白蟻が蟻道を作っているかもしれません。
お家の廻りはきれいに片づけて空気の通りを良くしておくことが、白蟻対策になります。

 さて、最初の写真を思い出してください。
これは、2階の梁が白蟻の被害に遭った写真です。
そして、白蟻の巣は土の中にあると言う話もしました。
また、浴室等の水廻りでもありません。


 では、何故ここにこんなにも大きな白蟻の被害が発生したのでしょう。


通常であれば、巣のある土からも離れていて水廻り設備(給排水管も含みます)のない部分で白蟻の被害に遭う事はまずありません。
これは、白蟻が生きる為の『水』が無いからです。
しかし、現実には2階の床に白蟻の被害が発生するケースが、この写真の様にあるのです。

『水』ないはずの場所に、一体どこから『水』が来たのでしょうか?

 答えは、雨漏りです。
このお家のベランダの柱は、化粧柱(柱が見えている状態)で外部に露出しています。
この柱に、ベランダの床を受ける為の部材を取り付けてありますが、その取付部分から柱の内部まで染み込み更には、羽子板ボルトを伝わり梁へと広がりました。
 木材はある程度湿っていると菌が増えて腐ってしまいます。
また、腐り始めると白蟻の大好きな臭いを発生し白蟻を誘惑します。。
そしてこのお家は、2階の梁まで白蟻の被害に遭ってしまったのでした。


 この事例は、白蟻対策からいえば想定外なのですが、雨漏りを放置する事は非常に危険だと言う事が分かるでしょうか。
屋根材の割れやずれ、外壁のひび割れからも雨水は侵入しますので、気付いたら早めに修理をしましょう。


 写真の現場は、次の様に梁の一部を新しい物(檜)に替え、既存の柱ともう一方の梁とは羽子板ボルトで接続、この後2階の柱も根継ぎしましたが、そちらも金物補強を施しました。
 復旧時には、雨漏りの対策を念入りに施しておきましたから、ここでのシロアリ被害は起こらないでしょう。
2階胴差交換

実はこんなことも。

P201002


 端材小屋に取り付けられた掲示板には、こんなポスターを貼っています。
うちの嫁様が手書きで描いて、おおよそ2週間で新作が作られます。

 パソコンできれいに作れれば良いのですけど、嫁様は『あなろぐ』なひとなので上手く使えません。

 仕方なく手書きで・・・と始めたものなのですが、なかなか味があると思いませんか?

 そんな嫁様の掲示板のポスターと、ビラの作品をこのカテゴリーで集めていきます。


 今回の内容は。

 『工務店って、新築しかしないのでしょう?』と、思っている人が結構いらっしゃいます。

 私たちが今まで、こんなことも引き受けますよという事を言ってこなかったから、こんな誤解を生んでしまったんですね~。

 ちと、反省しました。

 そこで、その誤解を解く為に、今回のポスターは収納の棚や箱、ちょっとしたもの、趣味が講じて打楽器のカホン(ペルー式)なんてのも作りますよ~という内容になりました。

 また、地震国日本は、1995年の阪神淡路大震災以降毎年のように震度6弱を超える地震が発生しています。
あなたのお家は大丈夫ですか?という訳で、耐震診断(一般診断及び詳細診断)も、耐震補強工事も請け負います。

 今後もこのブログで、色々な作業をご紹介していきますので、『おっ!これは!』と思っても、思わなくとも、お気軽にご相談ください。

住宅版エコポイント。

 テレビや冷蔵庫といった家電製品を買うと、商品券などと交換出来るエコポイントの住宅版が始まります。
最大300,000ポイント!


 木造住宅で【省エネ基準】で建てた新築住宅。
外壁や窓などの断熱性能が判断基準です。

 木造住宅以外では【トップランナー基準】で建てた新築住宅。
【省エネ基準】を満たし、さらに省エネ冷暖房給湯設備を取り付ける事が条件になります。
例えば、エコジョーズとかエネファームとかエコキュートの給湯設備。
太陽光発電、熱交換型の換気設備、高効率なエアコンですね。

 これら、2つの新築住宅でポイントをもらうにはは、性能評価機関等の評価が必要になります(エコポイント向けの範囲限定の評価が用意される予定です)。



 リフォームもありますよ!



エコポイントですからどんな内容でも良いという訳ではなく、今お住まいのお家の断熱性能を高める工事を行うと、最大300,000ポイントもらえます。

 まずは【窓】。

住まいの中で熱が逃げてしまう部分ですね。

 断熱性の高いガラスへの交換で、1枚当たり2,000~7,000ポイント。

 今ある窓の内側にもう1枚、窓を付けて2重サッシにするという工事や、今ある窓を新しい窓と交換してもOKです。
こちらは、1カ所当たり7,000~18,000ポイントがもらえます。



 次に【断熱材】。

 外壁の断熱工事を行うと、100,000ポイント
 天井だと、30,000ポイント
 床だと、50,000ポイント



 そしてオプション的な【バリアフリー】。
 これは、単独ではポイントをもらえませんが、【窓】または【断熱材】の工事と一緒に行うと、最大80,000ポイントがもらえます。

 手すりの設置、段差解消工事は、5,000ポイントずつ(最大40,000ポイント)。
 廊下や出入口の巾を広げる工事は、それぞれ25,000ポイント。



 新築は1戸当たり(1棟ではありません)、リフォームは【窓】+【断熱材】+【バリアフリー】の合計で、それぞれ最大300,000ポイントです。やはり、工事自体の金額が家電よりも高いですから、もらえるポイントも桁が違います。


詳しくは、国土交通省HP『住宅版エコポイントの概要』↓
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000017.html


 当社が強くお勧めするリフォーム工事は、トステムのインプラスという製品です。
これは、昨年からTVCMも流れていますが、今ある窓の内側にもう1枚窓を取り付ける製品です。
取り付ける事により、2回窓を開ける動作をしなくてはならなくなりますが、断熱性能が飛躍的にあがるので冬の暖房だけでなく、夏の冷房も良く効き、光熱費にも良く効きます。
ガラスを交換する場合ですと、断熱性能の低い枠はそのまま残りますから、窓周りのひやっとする感じも、結露も残ってしまうのです。

 インプラスのもう一つの効果は、防音です。

 窓から出入りするものは熱だけではなく、音も。
外から入ってくる騒音も、中から出ていくピアノやオーディオ、夫婦喧嘩wの音もインプラスを付けると効果的です!

 窓を交換する工事だと、外観が変わってしまいます。
外壁をはがしたり、リフォーム用の枠を取り付けたりして、外壁の色の差や窓の存在感が強くなってしまいます。。
また、2階以上の窓になると外部の足場も必要です。
当然工期も長くなってしまいますし、コストもかかりがちです。

 その点インプラスの取付はスピーディです。
短時間で設置でき、1日で複数の窓の工事が完了します。
 全てオーダーメイドの製品ですから、ぴったりときれいに納まります。


トステム インプラス↓
http://www.tostem.co.jp/lineup/sash/reform/inplus/


 お気軽にお問い合わせください。

内玄関の手摺工事。

手摺家具02


 高齢化社会と言われますが、地域でもお家の中や外での移動の助けに、手摺や段差解消の工事依頼が増えています。

 このお宅では、玄関土間と廊下の段差約30cmを、ご本人が余裕を持って上り下りが出来る15cmの段差となる様に、台を取り付けて段差をを緩やかにし、更に上り下りの際の体の安定を図る為、手すりを取り付けました。

 下駄箱の強度を確認し、下駄箱の上に水平手摺を設置する事は決まりましたが、取り付けた台から廊下へ上がる時には用が足りません。
床から自立する手すりを、設置してしまうのも一つの方法ですが、上り下りの部分で、しかも上がりきる場所ですので水平手摺より縦手摺の方が必要とお客様との意見とも一致しました。
 しかし、縦手摺と言っても欲しい場所には、取り付けられるようなものはありません。
壁に取り付けても、下駄箱がある為役に立ちません。
そこで、下駄箱の隣に小さな収納が置かれていたので、この収納の役割と手すりの役割を一緒に出来たらお客様のご家族にも役立つと言う事で写真のような収納家具を製作し、下駄箱の上からこの家具までつながる様に手すりを取り付けました。
 お客様にも、ご満足頂きました。

手摺家具04

 収納家具の棚は、水平手摺が付いている後ろにある棚以外は、皆1.5cm間隔で上下に移動出来るようになっています。

 

プロフィール

埼玉県鴻巣市で創業40年。 地域に根差し、お客様にとって最適な工事を提供出来るよう心掛けています。

HN:
加藤茂貴
性別:
男性
趣味:
コンガ、ジャンベ等パーカッション演奏
自己紹介:
会社名称:
 有限会社 カトウ工務店
 (1級建築士事務所併設)
所在:
 埼玉県鴻巣市松原1-20-10
tel/fax:
 048-541-1014 / 541-1017

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