忍者ブログ

Q-1住宅 / 有限会社 カトウ工務店

地元に根差して40年。高断熱住宅Q-1.0住宅(キューワン住宅)の設計、施工。 翌朝も暖かな家づくりをしています。

端材の行方。

小屋
 事務所とは別の場所に作業場があるのですが、その作業場の片隅にこんな小屋が建っています。
設置して、3~4年は経つでしょうか。
(草取りをした後の写真が見つかりませんでした・・)

 当社では、建物のほとんどをこの作業場で墨付けし、刻みます。
また、和室の鴨居や敷居の内法材、廻り縁、洋室の窓枠や場合によっては、巾木と廻り縁、見切部材等の造作材も、ここで加工しています。
その作業で発生する端材をどうするかが、結構な問題だったんです。
それまでは、処分場へ持ち込んでいたのですが、処分代がかかるうえに焼却処分だったのです。

エコではないですよね。

 ある日、大型ホームセンターへ行ったならば、当社では端材扱いの(ホームセンターでも端材でしょうが)ものを、売っているんですよ。
これは、販売している位だから欲しい人がいるのだろうと。
そういえば、有る時期になると作業場へ小学生が端材を貰いに来る事があるんです。
学校の工作で使うのだと。

 私たちにとっては端材でも、人によっては利用価値のある材料になるのだと気付き、無償で差し上げる事にしたのです。
その置き場がこの小屋になっています。
最初は、置いたものがなかなか無くならなかったのですが、この頃はあっという間になくなってしまいます。


 そして、今年はもうひとつ処理に困っていたものも欲しい人がいる事が分かりました。
それは『おが屑』です。

 『おが屑』は、市の指定の業務用の専用袋に入れて、焼却場へ持ち込んで処分するのですが、翌日に運ぼうかと作業場の入口の所に何袋か積んでおいたんです。
そうしたら、翌日作業場へ1本の電話がかかってきまして、その積んであるおが屑が欲しいと言うのです。
そして、おが屑を取りにいらしたそのご夫婦は、家庭菜園で家畜のふんと混ぜ合わせて肥料を作るのとの事。
化学肥料でより、有機肥料の方がおいしい野菜が取れるのだそうです。

 そんな事があったので、もしかしたらと、試しに小屋の中に何袋かおが屑の袋を入れておいたら、翌朝には綺麗になくなってしまいました。
そんなこんなで、いつもトラックに山積みにして焼却場へ運んでいたのですが、数日で全ての袋が無くなりました。

 お陰さまで、作業場の中もおが屑の袋がたまる事が無くなり、広く、またより綺麗になりました。
皆さまのお役にたて、地球にもやさしく、当社にもやさしく。
我ながらよいアイディアだったと感心しています。


 ちなみに、今年からこの小屋に掲示板を取り付けました。
写真でも分かりますが、左側面にくっついています。
この掲示板も、端材と引き揚げてきた硝子を再利用して作りました。
皆さまに有用な情報の提供の場となる様に、定期的な記事の貼替えをしていますので、ご覧頂けると幸いです。
PR

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

プロフィール

埼玉県鴻巣市で創業40年。 地域に根差し、お客様にとって最適な工事を提供出来るよう心掛けています。

HN:
加藤茂貴
性別:
男性
趣味:
コンガ、ジャンベ等パーカッション演奏
自己紹介:
会社名称:
 有限会社 カトウ工務店
 (1級建築士事務所併設)
所在:
 埼玉県鴻巣市松原1-20-10
tel/fax:
 048-541-1014 / 541-1017

フリーエリア