いつもご贔屓にして頂いているお客様から、階段を上りきったところに転落防止用に柵が欲しいと言うご依頼を頂きました。
現場を見させていただき様々な方法を考えるのですが、なかなかこれが難しい。
色々な面から考えるとこの類のものは単純に、どちらかに丁番を付けてドアの様に開閉式にするのが一番な訳ですが、このお宅では片方は洗面化粧台で、片方が廊下。
使わない時に仕舞っておく置く場所が無いのです。
最初現場を見た時に思い浮かんだのは、取り外し式の物。
しかし、取り外す部分の重量や、取り外し方、壁に取り付ける受の形状等々。
克服すなければならない問題は多くあります。
それならばと、開くのが駄目なら横に引こうと。
これも色々考えました。
開くタイプと同じで、動くけどもその場に固定されているので、重量の事はさほど気にする必要はない方法ですが、高さ1m10cmを目安に考えていると、そもそも固定の方法や、仕舞っておく状態での出っ張りやらなんやら。
最終的には、コストがかかり過ぎお客様がそれは望んでいない事からこの方法は辞めました。
結局は、初めに思い浮かんだ取り外し式を採用するのですが、重点的に考えたのは取り外す部分の重量、操作性、安全性ですね。
様々な事を考えた結果、こんな形に落ち着きました。
後は、塗装して現場へ取り付けるだけです。
写真は横の棒の長さがかなり長くなってますが、これは現場で合わせて大体左右合わせて30cm位は詰めます。
取付後の写真も後ほど。