一般的な合板に突き板(0.3mm前後の薄い板)を貼り付けた出来ているフロアー材は、湿気が多かったり、階段の降りたところだったり、日頃から良く歩く部分では、合板の糊が切れてしまいフカフカしてきます。
大抵の場合は、床材だけが傷んでいて床材を受けている根太は問題が無い事が多いですね。
根太は、尺(3030mm)~尺2寸(360mm)間隔で入っているので、フワフワした床の中でもこの間隔でしっかりとした部分が感じられたなら、根太は大丈夫と言う事になります。
先日も台所と洗面所が繋がっているお宅の床にこの症状が出てまして、床のリフォームを行う事になりました。
台所に繋がる和室と廊下との出入口の敷居と沓摺りに1寸(3cm)の段差があったので、既存の床の上に新しく張る15mmの無垢フローリングと、12mmの捨て張り合板を重ねて施工し、段差を3mmとしました。
1枚の床板の幅が90mmと狭く、手間がかかりましたし、床張りは腰に来るので苦労しましたが、無垢板は張りあがるとやはり良いものです。
この質感は、無垢ならではですね。