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Q-1住宅 / 有限会社 カトウ工務店

地元に根差して40年。高断熱住宅Q-1.0住宅(キューワン住宅)の設計、施工。 翌朝も暖かな家づくりをしています。

面材の耐力壁を使い分ける。

現在、新築工事を進めています。

 そうそうにブルーシートでくるんでしまったので、2階は特に風通しが少なくて暑苦しい中での作業になっています。
そういった環境では『空調服』は役に立ちません。
暑い空気が入ってきても涼しくはならないのです。


 今回は、筋交いを使わない面材による耐力壁だけの住宅に挑戦しています。
壁倍率は0.9、2.5、3.3、3.7、5.0倍の5種類を使い分けます。
面材の種類と、釘の種類、間隔、ビスによって倍率は変わるのですが、間違えずに施工していくのは、自分で設計して建ててますから問題も少ないですが、人に施工してもらって監理するとなると難しいだろうなと感じています。
釘のめり込みの問題とかもありますし。

 例えば、今回の針葉樹構造用合板を面材を使う壁が殆どですが、告示に従いN50、CN50釘を使い分けたり、構造用ビスだったり、床勝ちの大壁仕様の床の受材の断面と、真壁仕様の受材の断面は違ったり、また、耐力壁ではないけども針葉樹構造用合板を張る場合は下手に耐力が出ないように釘を変えたりしています。

 手間がすごい。

 JOTOのキソパッキンが出始めた際に、設置ルールを職人に覚えてもらう事は難しいなーと思っていたら、キソパッキンロングが発売されたのですぐに切り替えました。
『基礎の上には隙間なく置く』という一言だけで指示が済みましたから。

 そういう風に単純にしたいなと思います。

 針葉樹構造用合板の表面に認定を取ったという内容の事が記載してあって、壁倍率5.0倍とあり、CN釘によるものでした。
今回は専用のビスで5.0倍を実現していますが、いざ使ってもると入りづらいビスで頭も出っ張る事が多く、ビスピッチも周囲100mmと細かく釘よりも5倍くらいの時間がかかるものでした。

『こっち(合板記載の認定)が良かったかー』と思いましたが、使用釘がCN65で75mmピッチ。
CN65を打てる釘打ち機というとやや重く大きくなりますし、打込む際の反動も大きくなって打込めない釘も増えそうです。

 それでも、N50(2.5倍)を廃して、CN釘の50と65を周囲75mmピッチ、中央を150mmピッチで施工とすれば多少は簡単になるでしょう。

 製品によっては、ピッチを変える事で倍率が変わるというものもあります。
用意する釘(ビス)は1種類で済むので、交換手間や在庫管理は簡単になりそうですね。

 様々な商品と施工方法があるので、どれを選ぶかが難しくなっています。
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住まいの将来。

あくまでも個人的な考えなんです。
漠然としています。
少し珍しいプランについてだと思ってください。

 先日、某SNSで知り合いの方と2階リビング、浴室プランの事で意見の交換を行いました。
私は少々大げさに『将来的に引っ越しが必要なプラン』と言いました。
2階への移動が出来なくなった時点で、その家で生活する事は難しくなりますから。

 2階リビングには外界の視線を感じづらいので、カーテンなどが必要なくなったり、採光をふんだんに取り入れたりとメリットも多いものです。
地方へ行くと眺望もよくなりますから、2階リビングもより魅力的になります。

 その一方で、必ず2階へ上がらないと生活が成り立たないとう問題も残ります。

 例えば、ぎっくり腰や足の骨折等で階段を上りづらくなったり、脳卒中の後遺症で麻痺がでてしまったりした際などの2階への移動が困難な場合の対応に苦慮します。

また、そうなった本人だけでなくその介護を行う家族にも負担はかかるのです。

 SNSでのプランは、1階が寝室で2階にリビング、浴室というものですから、動きづらくなった人は1階の寝室にいる事になりますし、SNSの相手も『障害者は1階寝室』と言っていましたからそうなります。

 食事、入浴は2階ですが、それは難しいので家族が2階から食事を運びまた、片付、入浴は絶望的ですから体をふく準備をして1階に下りてきます。
家族との団らんは取りづらくなり孤独を感じるかもしれません。


 解決策として『ホームエレベータ』があります。

 これがあれば、だれでも2階へ移動できますから問題解決です。

 しかし、今回の意見交換の前提は、あくまでも健常者が生活する住宅の2階リビングだったと思っています。

 例えば、建築主の年齢が35歳とすると、健康で歳を重ね加齢により体力が低下して階段の上り下りが難しくなるのが80歳位とします。

 そうすると、45年、ホームエレベータは別になくてもよい設備になるはずです。
その間に導入コストは勿論ですが、定期点検の費用が発生し、45年の間には故障もするでしょうし、全体の更新が必要なケースもあるでしょう。

 健常者(将来も健常者でいられると信じて疑わない方々)は、2階リビング、浴室でもホームエレベータは要らないというでしょう。

採用するにしてもそれは、万が一ケガなどで階段が登れなくなってしまった際の『保険』として設置する側面が大きいと思います。


 でも、そう考えるのって無駄な気がするんです。

 将来何があるか分からないのに、それに完璧に対応できるようにするというのは無理があります。

 2階リビングにしたいならしたら良いのです。

 私は別に反対はしていないのです。
リットを十分に享受して充実した日常を送り2階リビングの住宅に住みづらくなったのなら、その家はそういったプランを欲しがる方に住んでもらって、自分はその時点で都合の良い家に住み替えればそれでよいのです。

 最近の住宅は、以前の20年位で建て替えるような『スクラップ アンド ビルド』とは変わって長寿命化しているはずです。

 例えば、子育て世代向けの住宅とか、高齢者向けの住宅とか、特定の世代に向けたプランの住宅が増えていけば自然と住み替えていくというスタイルも出来上がっていくのかなと思います。


 昔から住宅は車で例えられることが多いです。
例えばお金の事。
本体価格だけでは乗れない(住めない)ところとか。
法的な縛りがあるところとか。
性能の面とか。 省エネ性能、安全性能等高性能化がすすみ、値段が高くなっていくところとか。

 最近は、車価格の上昇もあってか残価を保証したサブスクで車に乗るという方も増えているようです。
一時的に大金を払うのではなくて、毎月定額を支払い、一定期間経過したら乗り換えるか買い取るかを選択するという方法ですね。
場合によっても保険も、メンテナンスも含んだ契約が出来るようです。

 総支払は当然一括で購入するよりも高くなるでしょうが、気に入らなければ一定期間で乗り換えが出来るというのは魅力かもしれません。


 住宅も将来的には同じような形になるかもしれません。


一定のメンテナンスを続ける事で、住宅の価値を維持してあげれば、20年、30年経っても十分な価格で売る事も出来るはずです。

そんな時代になっていくと思います。

 そういった事をなんとなく思っていて、2階リビングのプランは『将来的に引っ越す必要があるプラン』と言ったのです。
 合わなくなったら住み替えればよいだろうという考えからです。


これからは、色々な意味(耐久性、性能、各世代が必要とするプラン等)で資産価値のある家を作り、維持していく事が大切。なんでしょうかね。どうでしょうか。

これはどうなのだろうというお仕事。

ご依頼いただくお仕事の中で、他社施工の改修や相談というのがあります。
具体的な内容は書けない事も多いですが、なんとなく感じてください。

 ホームセンターのリフォーム窓口で洗面脱衣室のリフォーム工事。
洗面台を入替、床のクッションフロアシート貼替、壁紙貼替。

 施工時に浴室出入口付近の下地合板が腐朽していることが判明。
通常なら工事を止めるか、床下地まで手を入れるかを考えるのですが、そのままクッションフロアを張り込んでしまった案件の改修を行ったことがあります。
実に工事から1週間後。
 現場の職人に工事内容を変更する権限がないからこういう事になったのだろうと思います。
これについてはもう数年前の話なので、現在は何かしらの対策が取られていると思います。


 ほぼまるまるリフォームなのに、耐震補強も断熱改修の提案も改修も行わなかった案件。
担当者に耐震と断熱の事は、『見ておいてくれ』と伝えたそうですが、竣工後そのことを追求すると『聞いていない』と言われたそうです。
断熱材で言うと30年前位に当たり前に行われていたダメな施工でした。
築40年を超えた旧耐震の案件ですが、耐震補強と断熱改修の提案をしても良かったんじゃないかと思う工事内容でした。


 飛び込みの業者に修理を依頼したら、本来そこには使わない(使えない)材料で工事をされた案件。
目の当たりにして信じられなかったですね。2年持つかどうかですし、周辺に影響を与えそうな内容でした。
これについては、明らかにいい加減な仕事というかまともじゃありませんでした。
施工業者に連絡してみたいところですね。存在していないかもしれませんが。


 お医者や調剤薬局の様に、工務店はかかりつけにならないとやっぱりいけないなと思うのでした。

給湯管。

現在の給水・給湯配管というと架橋ポリ管で行われることが主流となりましたが、それ以前は銅管が使われていました。
その銅管の前は、鉄管でしょうか。その時代は、ちょっと知りませんw。


 さて、いつも思うのですが弊社にご依頼いただく仕事で、修理等は全く関係のない別のところから同時期に複数出る事が良くあります。

 昨年末に、漏水が2件ありました。

 一つは脱衣場の2階へのパイプスペースの足元からの漏水。
もう一つは1階トイレの照明の配線穴からの漏水。

 結果を言うと両方ともに、銅管の給湯配管からの漏水でした。
配管の漏水というと、エルボとかチーズなどの継手での漏水と思われるでしょうが、実際は直管部で発生します。

 銅管は被覆材があるのでどこに穴が開いたかは分かりません。
被覆が剥がれている継手付近に出てきて漏水が判明しますが、継手から先のどこに穴があるのかは分からないのです。
ですから、今後の事も考えて出来る限りの範囲の銅配管を架橋ポリ管に換装して修理を終えます。

 一昨年でしたか、自宅でも銅管に穴が開きました。
洗濯機の水栓への配管でしたが、洗濯にお湯を使う事が殆どなかったので、そちらの配管を廃止して対処しました。
和室を改修したので、荒床の上に配管が通っているので下からではどうにもならなかったので、配管の交換は出来ませんでしたから、いずれ他で漏水が発生してしまうかもしれません。


 銅管はたしか、錆びないから半永久的に使えるというような事が言われていた記憶があるのですが、どうだったでしょうか。

 現在主流の架橋ポリ管は果たしてどうなのでしょうか。

R5_11の耐震診断。

耐震診断に行ってきました。
鴻巣市の補助金対応案件なので、旧耐震基準のお宅です。

 今回は耐力壁(筋交い)の位置を示す図面の提供がなかったため、しっかりと見てこなければなりません。

 事前に診断用の図面を作ります。

 いただいた平面図のコピーを取ってそれに記入していく方法もあるでしょうが、もともと情報が記入されていたりして見づらくなってしまうので、診断用の調査では専用の図面を作ります。

基礎伏図や小屋伏図などの6枚と、提供していただいた平面図及び立面図のコピーを用意して当日に臨みます。

 潜りながら記入していくので、A4サイズに1面ずつ。

 今回の物件は、全体的に丁寧なつくりなのだと感じました。
和室の天井も野縁だけでなくて野縁受があったので乗ることが出来ましたし、筋交いの取り合いも手間がかかっていました。
雲筋違もたくさん入っていましたし。
火打ち梁が鋼製で、しかも今もありますがオメガという公庫のZ金物(当時あったのかは不明)よりも大仰な製品が奢られていました。

 意識の高い大工の仕事だなと感じます。

プロフィール

埼玉県鴻巣市で創業40年。 地域に根差し、お客様にとって最適な工事を提供出来るよう心掛けています。

HN:
加藤茂貴
性別:
男性
趣味:
コンガ、ジャンベ等パーカッション演奏
自己紹介:
会社名称:
 有限会社 カトウ工務店
 (1級建築士事務所併設)
所在:
 埼玉県鴻巣市松原1-20-10
tel/fax:
 048-541-1014 / 541-1017

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