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Q-1住宅 / 有限会社 カトウ工務店

地元に根差して40年。高断熱住宅Q-1.0住宅(キューワン住宅)の設計、施工。 翌朝も暖かな家づくりをしています。

設計。

新築工事のプランニングに勤しんでいます。

 平屋。

 2階建て。

 来ないときには来ないですが、来るときにはまとまってやってくるものですね。


 お客様のご要望を聞いて、色々勘案しながらプランを考えていきます。
今、新築を手に入れようとする方の多くは、寒い住まいのお住いの方なので、打ち合わせをさせていただくと、どうしても寒い家基準のプランニングになるのですよね。
現在の住まい方をベースに考える為に、一般的には使いづらいのではないかとか思いつつ、なんとか方向を修正しています。

 また、夢も膨らみますから目いっぱいに詰め込んだ内容になっていますが、敷地の都合も、法的な制限も、ご予算の都合もありますので、多少残酷ながらも膨らみをすぼめさせていただきながら、様々なアプローチで提案しています。


 私がおかしいなと思う住まい方(習慣)の例を、我が家の場合で言いますと、歯磨きです。

みなさんは歯磨きをどこでしていますか?

 私は、トイレの前にある洗面台で行います。
廊下の片隅にあるので、冬は寒くて水しか出ませんが、そこで磨きます。

 一方で妻や子達は、台所で磨きます。
これが、あまり私は好きではないのですが、おそらく子達が家を出て一人暮らしを始めたりすると、台所で当たり前のように歯を磨くのだろうなと思います。
一人暮らしでワンルームで、トイレ・洗面・浴室が一つにまとまったユニットバスだと気が滅入るから台所でという事もあるでしょう。
芸人が若手のころ、バストイレ無しの安アパートで、流しのシンクに水を張って水浴びをしたとかそういう状況では、歯磨きは台所で致し方無いですが、我が家の場合は洗面台はあるのですが、台所です。

 このまま成長して、家庭を築いても台所で歯磨き。
新しい家を建てる時に歯磨きは台所だから、洗面台は要らないとか言わないかなとか。
そんなことを思います。

 洗面所(脱衣所)には、家族の人数分のバスタオルを掛けられるようにしたいとか、下着は洗面所に置いて置くとか、洗濯機は洗面所には置かずに別のところにとか。

 と、考えてみると水廻りで生活習慣の違いを感じる場合が多いです。

 台所はそんなに突飛なことは少ないのです。
テレビや住宅雑誌の影響もありますし、言われても想定内であることがよくあります。
使う家電製品の種類に気を付ける位でしょうか。
ちょっと前だと低温調理器がはやりましたし、最近は電気圧力鍋が、様々な料理がつくれると話題になっているようですし。
巣ごもり需要で冷凍庫が売れていたりと、多くの家電がキッチンとその周辺に必要になっています。

 この頃は、キッチンと洗面所を広めに取ることが多くなりました。

 洗面所は1坪っていうのが、長らく定番で、建売住宅等では当たり前のようになっていますが、1坪の中で脱衣したり、洗濯したり、身だしなみを整えたりというのは実際のところ窮屈だったりします。
1坪の中には大抵の場合、洗面化粧台と洗濯機が入っていますから、着替えやタオルを入れておく家具を置くスペースも少ないですし、洗剤や漂白剤、整髪料、ドライヤー等、キッチン同様に多くの物が納まっている部屋なので、せめて1.5坪は欲しいところです。
場合によっては、家事室の機能を付加して洗濯物を畳む為の台を置いたり、ちょっとした裁縫を行ったりアイロンをかけたり出来ると、他の部屋が散らからなくて済むかもしれません。

 今の季節に思う事は、物干し場の設定ですね。
花粉症の方にとってみれば、外に洗濯物は干したくないという方もいらっしゃいますし、梅雨の時期の外に干せない場合の、部屋干しスペースの確保。

 リビングに干すのが、比較的よく乾くのですが、来客の時などでは困ります。
そこで、ベランダやデッキに繋がる廊下を広くとって天井に収納できる物干竿を取り付けてそこに干すという事を計画したりします。
外に続いているので、採光も取れますし。

 そんなことを考えていると、どんどんと大きくなってしまうのですけどね。
削るのは、リビングとか、個室にしたりします。
造作家具や収納の工夫ですっきりと生活できれば、広さを抑えても十分だったりします。
他の部屋とのつながりなどの工夫で広く見せたりと。

 そんなことをやっています。
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S造の断熱化工事の事。

2月の週末は、工場の断熱化工事を行っていました。
建物はS造ラーメン構造で、外壁面の胴縁は100x50のチャンネル。
外壁はALC37mmでした。

 断熱化工事で考えるのは、熱橋【ねっきょう】(ヒートブリッジ)を減らす事が重要だったりします。
特に、鉄骨は木材に比べて熱伝導率は非常に優れていますから、本当は、胴縁の内側にボード系の断熱材を張り付けたかったのですが、部屋が狭くなるのはNGという事で胴縁内に充填工法で行う事にしました。

 基礎の部分にはフェノールフォーム保温版30mmを貼り付けて、塗装型枠を保護層にしてさらに張り付けました。
また、何度か現場調査させていただいて気付いたのですが、乾燥を緩和させるためにコンクリート土間に水を撒くこともあるそうなので、塗装型枠の下端を土間床から25m離してそこへアルミ形材を入り巾木の様に取り付けました。

使用した断熱材は、高性能グラスウール16k相当の105mmのロールのもの。
現場で切断して、チャンネルの内部にも入るように加工して充填していきます。
そのあと、防湿フィルムを張り付けて石膏ボードで抑えるという内容で行いました。
 その他に窓に内窓を、Low-Eのペアガラスと合わせて設置し、ロンカラードア(ハニカム心材)レベルの出入口の1か所もK4相当のドアにカバー工法で交換しました。

 施工後にサーモグラフィーで見てみますが、やっぱり鉄骨の熱伝導率の高さを実感します。
日が当たっている南面の胴縁は赤く見え、その他の方角の面では青く見えます。
その他の壁の部分は基礎部分も含めてどこも大きくは変化がありませんから、南面では胴縁の方が温かく、その他の面では胴縁の方が冷えている事が分かります。

 冬場に結露しなければ良いな。

 そんなことを考えましたが、工場のような建物なので道路側にはシャッターがありますし、気密性能は今回施工した壁と開口部を除くと期待できませんし、壁際に置かれる棚もオープンなものばかりなので心配はないのかもしれません。

 夏はオーバーヒートが懸念されます。

 気密性の期待できない(外気の流入が多い)建物なので、外部の熱気は侵入してくるでしょうし、湿気も然り。
除湿できれば良いのですが、こういった建物ではどうしてもシャッターを開放する機会も多いので難しいですね。


 4週に渡って断熱化工事を行いましたが、2週目を終わったころから、『前日の熱気が残っている感じがする』(社員談)という感想をいただきました。
4週目は内窓工事がありましたから、翌日からは窓廻りで発生するコールドドラフトが改善して、存分に温かさを感じられるように…なったはずです。


 S造の断熱化工事は充填断熱を施した上に、胴縁の内側に薄くてもボード系の断熱材を張り付ける形で行いたいものです。
ALCの外壁材は、多少の断熱性はありますが胴縁の熱伝導率の高さから、熱橋になることは防ぎづらいので、高性能なボード材で覆ってしまいたいのです。

柱に関しては胴縁が外側を回っているので、室内に露出しても、胴縁との接点だけですし、断熱層の内側に位置するので、それほど熱損失の心配はしなくてもよさそうでした。


住宅のレンジフードの件。

台所の換気扇というと、現在はシロッコファンのタイプが主に清掃性の面で主流になっていると思います。
デザイン的にも有利ですし、排気に圧力がかかるのでプロペラファンの様に外壁に面する場所に限定されずにダクトを使って設置できることで集合住宅では重宝されます。

 戸建て住宅に見てみると、プロペラファンタイプもまだまだ多く採用されています。
新築に限ればやはりシロッコファンがもはや主流なのではないかと思いますが、建売住宅など低コストとなるとプロペラファンの採用も(気密性能はダダ下がりですが)散見されますし、築年数の深い住戸ではプロペラファンが以前使い続けられています。

 プロペラファンもフード(天蓋)の中に納まっているものはまだ新しい方で、それより前になると天蓋がなくてコンロの上の方の壁にプロペラファンが付いているだけだったりします。
換気効率はかなり悪い事でしょうし、室内全体が油などに汚染されてしまう事でしょう。
リフォームに入ると部屋のいたる所が油まみれだったりします。

 かつての流し台というと、シンク台、調理台、ガス台と別々のユニットを並べて、テーブルコンロを使っていました。
このころのユニットは奥行きが55cm。
大抵の場合、流し台の正面につく窓は出窓になっていてそこに鍋釜などを並べて収納の一部としいました。
中にはキッチン自体を45cm程度外にはね出して、更に出窓を付けるという形式のものが存在します。
なぜこんな形式が普及したのかは分かりませんが、一つは排水の施工性なのかもしれません。
また、大抵6帖の台所スペースを確保しその中に流し台を入れると部屋が狭くなるので、45cm程度外にはね出せば、凡そ6帖のスペースになると考えたのかもしれません。
若しくは、45cm部屋を広げると構造材の歩留まりが悪くなったり、屋根の軒先が凸凹になるので付加する感じにしたのかもしれません。

 とにかくそんな台所がよくあるのです。
このはね出すタイプの流し台の場合、換気扇の設置場所がコンロの側面の壁についている場合があります。
上はすぐ屋根で、正面は窓なので換気扇を付ける壁は正面に確保できませんから、側面になるのです。
この部分の天井は180cmの高さですからメンテナンスは楽な高さですが、ちょっとうるさいかもしれません。

 そんな台所の改修の相談をいただいてプランを練っていたのですが、換気扇をどうするかという事に行きつきます。
現在はプロペラファンで直接外気に接するので問題ないのですが、レンジフードとなると消防法で何か規制があったような・・。

 ネットで『レンジフード 消防法 距離』という風に調べるとわんさか出てくるのですが、火とグリスフィルターの距離は80cm以上離すと消防法で規定されていると出てきます。
また、100cm以内と建築基準法て規定されていると出てくるのです。

 システムキッチンの標準の高さが85cmで、今回のお宅ではフードの設置上端が180cmですので、その差95cm。
80cmを引くと15cmしか残りません。

 薄いタイプの換気扇の厚さは20cm程度で、火源からの距離が最大でも75cmとなって消防法違反!
レンジフードは設置不可能、プロペラファンが続投と判断する事に・・・。

 しかしですよ、ネットではそう書いてあるのですけども、消防法を読み解くと分かりますが戸建て住宅にかかる条文は、火災報知機の設置くらいしかないのです。
住宅が制限にかかる部分はありますが、その住宅は『集合住宅』であって、戸建て住宅は規制の対象外とされています。

総務省消防庁のサイトにこんな文章があります。

戸建住宅については、個人の責任において火災予防が図られるべきとの趣旨から、消防法施行令別表第1に計上されておらず、基本的に消防法令の適用対象外との位置づけとなっていましたが、住宅火災による死者低減の観点から、新たに消防法第9条の2の規定が整備され、住宅用火災警報器などの設置義務化が図られております。』

 法律的には今回のように戸建て住宅であれば、火源とグリスフィルターの間を80cm以上確保しなくとも、別に法令違反ににはなりませんと判断できます。
それでも、防災の観点から見たらレンジフードを設置する場合で、今回のような制限がある案件でなければ、消防法に倣って80cm以上の距離を確保した方が無難と思います。

 地域によっては戸建て住宅も消防法令の基準に適合することを要求する場合がありますので、お住いの消防本部等に確認してください。

 あと、よく見かけるレンジフードの金属製のフィルター(これがグリスフィルターですが)にサードパーティから販売されている不織布のフィルターを付けているお宅が多くあり、今回のお宅でもプロペラファンに付けてありました。
戸建て住宅なので法令的に問題はないのですけど、特に火源に近い場合はおすすめは出来ないですね。
燃えそうで怖いです。

 原則的には消防法の基準に則るのが良いですが、どうにもならなくても戸建て住宅は法令適用外と覚えておくと良心の呵責に苛まれなくて済むと思います。

強風と2時間の停電。

先日、鴻巣市の松原1丁目を中心に約640件で、19:00頃から21:15までの間、停電が発生しました。

 1月末の寒い時期、追い打ちをかけるように外は冷風が吹き荒れてました。
ふと、3・11の時の記憶が頭をかすめます。
あの時は、ろくな照明もなく、暖房も止まりとても寒い思いをしました。

 しかし、今回は違います。

 昨年、ポータブル電源を購入しました。
1.6kWhのもので、電源投入時に家電製品は多くの電力を消費しますがそれに対応した製品で、電子レンジを初め殆どの家電を動かすことが出来るものです。

 災害時の非常用電源になれば良いなと思ったのと、キャンプはやりませんが、そういったお出かけの際に役立てたり、もちろん仕事で電源の用意できない場合にも対応できるようにしたいという事で。

 今回はとても狭い地域での停電でしたし、東京電力のサイトで復旧予定時間も提示されていましたので、予行練習程度のノリで対応できました。

 最優先は暖房です。
我が家では石油ファンヒーターがメインの暖房器具ですが、灯油を使いますが電気がなければ動きません。
なんか、3・11の原発みたいです。
電気を発電する(灯油を燃やして暖をとりたい)のに、外部電源がないと動かせない。
とりあえず、2台動かします。

 次は照明です。
2階に私は済んでいますが、そちらは小型のLEDランタンなどで薄暗いながらも、とりあえずは困らない程度の明るさでよいのですが、1階は年寄りがおり、薄暗い中では心配なのでLEDの投光器(50w)を設置しました。
光源が非常にまぶしいので、天井に向けて間接照明にして。

 ポータブル電源のモニターを見ると、この状態での供給可能時間は14時間でした。
最悪、朝まで暖は取れるという事です。

 因みに、TVもつけたのですが、ブースターに電源が供給されずに観ることは出来ませんでした。
石油ファンヒーターは、安定時の消費電力は少ないのですが、始動時はやや多めの電力を消費するようです。

 電気は便利だと、改めて実感しました。
ポータブル電源があって良かったと思います。

 ポータブル電源も値段が下がってきていますので、非常時用にレジャー用に1台あっても良いでしょう。

指標の湿度。

湿度は、空気が含むことが出来る水蒸気の量と、実際に含んでいる水蒸気の量の比(%)で表され、正式には相対湿度と言われます。

 1㎥の空気が含むことが出来る水蒸気が10gであれば、湿度50%の時に実際に含んでいる水蒸気の量は5gとなります。

 この実際に含んでいる水蒸気の量5gの事を、(容積)絶対湿度と言い、5g/㎥と表記します。

 空気が含むことが出来る水蒸気の量は、気温によって大きく変化しますので、『相対湿度60%を超えるとカビの発生が危惧される』というのは、気温が抜け落ちているので、気温が何度でも60%以下なら安全だと思ってしまったりして、結構危険なんです。

気温10℃の時に絶対湿度は、5.6g/㎥ですが、気温が25℃の時には絶対湿度は、13.8g/㎥と、2.5倍の水蒸気を含むことが出来るのです。
相対湿度60%ではそれぞれ、2.8g/㎥と8.28g/㎥。
同じ60%でも、気温が低い方が水蒸気の量は少ない。
すなわち、空気は乾いているということが分かるはずです。
また、気温が上がり相対湿度が変わらない場合は、絶対湿度は増えて、空気はより湿っていくのです。


 北海道とか雪国では、一面雪ですから相対湿度は関東地方よりも高い60~70%超えだったりします。
『やっぱり雪があるから、湿度は高くて、空気も湿っているんだな。東京は50%位でカラカラだよ。』
と、思いがちですが、1月の札幌の平均気温は-3.2℃で、相対湿度は69%、絶対湿度は2.7g/㎥。
一方東京の同じく1月の平均気温は5.4℃で、相対湿度は51%、絶対湿度は3.6g/㎥。
相対湿度が70%近い札幌の方が、実は乾燥しているということになるのです。
絶対湿度が同じ場合、気温が高くなると相対湿度は低くなり、気温が低くなると相対湿度は高くなるのです。
 温度変化の幅が広い(1年を通してとか)のに、温度が欠けていて相対湿度だけを指標としている場合は、危険なのでご注意を。


 そんなこともあってか、医療関係ではきちんと、〇〇℃の時、湿度〇〇%と表記するようになっていますし、場合によっては絶対湿度〇〇g/㎥と表記するところもあるようです。
例えば、宮城県医師会では、インフルエンザと湿度の関係を絶対湿度で表していて、7g/㎥以下で流行しやすいとしています。


 絶対湿度で表した方が、すっきりしていてなんとなく水に換算した量がイメージできるので、分かりやすい感じはします。
しかし、絶対湿度は、直接計測することはできません。
一方で、相対湿度は乾湿球で測定することが出来ます。
当然、温度も測定することが出来ます。
このデータ(温度と湿度)の入手のしやすさが関係して、相対湿度の指標がこれまで多く採用されてきたのだと思います。


 さて、いろいろな指標の湿度があると思いますが、それを使うのは、現在の気温と相対湿度の場合に、危険かどうか知りたいという事になるのだと思います。
その時に、『気温〇〇℃の時、湿度〇〇%』という指標では、現在の気温と違う事も多く、危険なのかどうか分かりません。
その点、絶対湿度を指標とすれば、現在の気温と相対湿度からスマホを使って簡単に調べられますから、実用的と言えるかと思います。
今後の指標は、絶対湿度で表されることも多くなっていくと思います。

因みに、絶対湿度には今回説明した1㎥の空気に含んでいる水蒸気の量を表す、容積絶対湿度(g/㎥)ともう一つ、乾燥空気1kgに対する水蒸気の量を表す、重量絶対湿度(g/kg)があります。
基準が体積と重量なので、当然数値が異なりますので、指標を使う場合はどちらなのか、気にかけてみてください。
ま、大抵の場合は、容積絶対湿度です。


以下、余計な事。

 各温度での飽和水蒸気量(相対湿度100%の時の水蒸気の量)を調べて、相対湿度を掛ければ絶対湿度(の近似値)が出ますが、そもそも飽和水蒸気量ってどうやって調べたんですかね。
実務では空気線図(ネット上では計算サイトがあるので、計算式があるのでしょう)があってそこから導き出すのですど、計算式を作るにも実際を知らないと作れません。

 とある容器の内容量を調べる場合、容器を空にして秤に乗せて、水をいっぱいまで入れた時の増えた重量を調べれば容量は分かります。
それと同じようなことを空気でしようとした場合、水蒸気を取り除いた相対湿度0%の空気はどうやって作るんでしょうかね。
冷やして冷やして結露させて水蒸気を絞り出すのですかね。
温めたところで、相対湿度は0%に近づいていきますが、絶対湿度は変わりませんものね。


以下、なんとなく。

 除湿器を使って除湿を行う事もあると思います。
梅雨の時期等、洗濯物を外に干せないので室内に干すけども、乾かないので除湿機を使う。

 除湿器には2種類の方式がありまして、コンプレッサー式とデシカント方式。

 除湿機の仕組みは、室内の湿った空気を冷やして結露させて水分を絞り出します。
コンプレッサー方式は、室内の空気をそのまま冷やして除湿するため、気温が低くそもそも乾燥している冬には性能がガタ落ちになります。
一方デシカント方式は、除湿する際に空気をヒーターで温める為、除湿性能は季節で変化しづらいですが、温風が出てくるため夏には使いづらく、ヒーターの分消費電力も大きくなります。

 その両方の方式を1台の除湿器に内包したハイブリット式もあります。
気温に応じてハイブリット式とデシカント式の比率を変えつつ効率よく除湿します。
消費電力は両方の中間位でしょうか。
通年除湿能力は一番ですが、2台分の機能を内包していますから筐体が大きくなることが欠点です。
機能も2台分なのでコストもかかります。
 
 全館冷房では、除湿がポイントになってきます。
除湿できれば、冷房の設定温度が高く出来るのです。
そんなことを考えていたら、洗濯物の事を考えました。

プロフィール

埼玉県鴻巣市で創業40年。 地域に根差し、お客様にとって最適な工事を提供出来るよう心掛けています。

HN:
加藤茂貴
性別:
男性
趣味:
コンガ、ジャンベ等パーカッション演奏
自己紹介:
会社名称:
 有限会社 カトウ工務店
 (1級建築士事務所併設)
所在:
 埼玉県鴻巣市松原1-20-10
tel/fax:
 048-541-1014 / 541-1017

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