3・11の地震発生から、100日が経過しました。
人々の生活からは、その影響が感じられなくなってきましたが、被害の相談は今も舞い込みます。
先日は、外壁の剥離のご相談をいただきました。
モルタル塗の外壁に大きなヒビが発生し、剥離してします。
モルタル補修と考え壁を落としてみると、クロアリの巣が出来ていてたくさんのアリが右往左往しています。
土台も、筋交いの端部も、ラス下地も蟻の被害にあっています。
しかし、クロアリが木材に被害を与えるという事はあまりありません。
解体を進めながら観察すると、どうやらシロアリが食い散らかした後に、クロアリが巣を作ったもののようでした。
工事は、被害を受けた土台の交換、柱の補強、筋違の代わりにラスカットを、土台から胴差まで張込、モルタル、吹付けを行いました。
また、サッシの開閉に難ありというお宅では、不動沈下が発見されました。
こちらは今後の対応を検討中です。