参加している一般社団法人 新木造住宅技術研究協議会(通称:新住協)関東支部が主催する現場見学会に参加してきました。
いつもは断熱施工中の現場の見学会が多いのですが、今回は完成見学会となりました。
今回の現場は、外壁の断熱材厚さがHGW16k315mmというもの。
外壁が厚いので外観上普通の窓が、室内に入るとすべて出窓になっています。
完成見学会と言ってもまだ計画換気も稼働していない状況でしたし、人の出入りも多く300mm断熱を肌で感じることはできませんでしたが、こういったものもいずれは手掛けたいと思います。
今回配られた資料の中で、Q値1.1前後(壁の断熱材は220mm)の物件の年間の光熱費(オール電化の為電気代)に関するものがありました。
40坪弱、3人家族で年間115,000円程度で、ひと月1万円を切るのです。
仮に、次世代省エネ基準の住宅をQ値1.1近くまで上げる費用と相殺させると10~15年位で回収になるかと思います。
丁度その時期には、外装のリフォームなどが必要な時期ですから、次世代省エネ基準の住宅と比べるとランニングコストが安く収まる事が想像できると思います。
また、お金のことも当然大切ですが、その間もその後も夏は涼しく、冬は暖かい暮らしが出来、温度差で亡くなる可能性が低く出来るだろう事を考えると充分に価値のある投資だと思うのです。