先日、弊社第1号となるQ-1.0(キュウーワン)住宅の気密測定を、建物完成後に行いました。
通常は、工事中の石膏ボードを張り終えた頃に行うそうですが、なんだかんだとタイミングを逃してしまい完成後になってしまいました。
こんな機械を使って行います。
この機械を造っている所は恐らくコーナー札幌(株)の1社なので、どこの測定現場でも同じ光景になるかと思います。
完成していますから、パイプファンはこのように塞ぎます。
浴室の乾燥換気扇はこんな感じです。
結果はこんな感じで渡されまして、結果はC値=0.7cm2/m2(床面積1m2当たり0.7cm2の隙間があるという意味です。約8mm角の隙間です)。
思っていたより良い数値というか、1.0を切れて良かったなと思います。
1.0を切れば熱交換の換気扇を導入する意味が出てきますから、とりあえず安心しました。
今回の気密工事は、当然ながら気密が取りやすいように各部の納まり、仕様を今までとは変更していますから、以前の施工方法とは全く違いますが、それでもあまり気負わずに施工したらどのくらいかと思って施工したので、今後、この位の値は出せるのでしょう。(※注 今回の納まりと仕様は簡単に1.0を切ると教えて頂いていたので1.0を切るのを目標に行いました。別に手を抜いた訳ではありません。が、測定するその時はやはり、どきどきしましたけど)
次回は、値=0.5を目標にして、細かな部分の納まりや施工方法を再検討していきます。
気密検査中、どこから空気が漏れてくるかっていうのは分からないだろうと思っていたら、手をかざすとコンセント・スイッチ廻りや、キッチンの換気扇(同時吸排気の両方ともシャッターがあるので、塞がなかった)とか分かるものなのです。
外壁廻りのコンセント・スイッチは壁の納まりの関係から、殆んど漏れ出してこなかったしそうだろうと思いましたが、間仕切壁のコンセント・スイッチからはすーすーと空気が漏れ出てくるのが分かります。
隙間が開いているのは、あのへんかな、こんへんかなと想像しながら今後に活かしていきます。
あ、これも『体験しないと分からない事』でした。