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Q-1住宅 / 有限会社 カトウ工務店

地元に根差して40年。高断熱住宅Q-1.0住宅(キューワン住宅)の設計、施工。 翌朝も暖かな家づくりをしています。

除湿。

今年の夏、我が家ではエアコンと共に除湿器が大活躍でした。

分かっているようでわかっておらず、湿度は大事と痛感しました。

 除湿器は、コンプレッサー方式が夏の除湿には良くて、エネルギーの消費も少ないです。
他の方式では、吸湿した吸湿材を乾燥させるためにヒーターで温める方式の物もあります。
この方式はエネルギーも使いますが、室温が上がってしまうという夏場にはとても使えない欠点があるのです。

 コンプレッサー方式は、エアコンの室外機のような物で、空気を圧縮して水分を絞りだし、その後解放すると水分の抜けた乾燥した空気に変わっています。
圧縮する時に熱を発生しますが、解放した時には冷たい空気になっていますのでプラスマイナス0。
気温に変化は殆んどありません(機械本体の稼働による発熱はあります)。

 結構な量の水が出ますので、タンク容量は大きな物を選ぶのがお薦めです。
エアコンの設定温度を、1~2度は上げられる筈です。
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我が家の換気計画計画、

自宅の低断熱低気密住宅の温熱環境を改善すべく、天井に厚く断熱材を入れたりしてきましたが、換気扇については永らく保留となっています。

 と言うのは、気密もろくに取れていないのに全熱交換式の第一種換気の導入を考えていまして、そのSA(サプライエア。室内への給気。)とRA(リターンエア。室内の排気。)をどういう計画で設置するかと言う事に熟考を重ねているのです。
断熱ラインの内側の配管としますので、天井下に露出配管となり、各部屋へは壁に穴をあける事になりますので、そう簡単に実行に移せないでいるのです。

 通常、第一種換気は各部屋にSAを各部屋に設置して、各部屋から等距離と言うか効率よく回収できそうなところや、換気扇本体で回収したりします。

 しかし、それでは問題が、我が家の場合ですが、あるのです。

 それは、一部屋、とても臭い部屋があるのですw
長男の部屋ですが、臭い。

 もし、SAをこの部屋に設置して、廊下にRAを設置すると、間違いなく臭いが部屋の外に漏れだしてきてしまいます。
部屋の前の廊下にRAであれば、その周辺だけでしょうが、もし、離れたところに設置するしかなければ、長男の部屋から換気扇本体までの経路で臭いがする・・という。
まぁ、換気を始めてしばらく経過すれば、臭いも少なくなるのではないかと思いますが、その他にも臭いのきつい物を部屋に置かれたなら、漏れ出してくることが考えられます。

 そこで考えたのです。

 長男の部屋にRAを設定すれば良いのではと。
また、臭いの話になるとなれば、他の個室も同じですのでそちらにもRAを設定。
それなら、他の部屋やエリアにもRAを設置すれば良いだろうと。
丁度、一般的な計画と逆になります。
イメージ的には、建物の中央にSA、建物の端の方にRAという考え方です。
良いのではないかと。
これでいこうと思っていますが、暑さが段々と納まってきています。
取敢えずは、臭い対策と言う事で。

 第一種換気の場合は、あと2つの経路があります。
それが、OA(アウトサイドエア。外気。)とEA(エキゾーストエア。外気への排気。)です。
 今回は全熱交換ですので、換気扇本体に入ったOAは、RAから熱を受取りSAとなります。
一方熱を渡したRAは、EAとなって屋外へ放出されます。

 この二つの経路は、外気と同じかそれに近い温度なので、原則、断熱されたダクトを使います。
そうしないと、その経路で勝手に熱交換を行ってしまい、結露が発生したりします。

 この二つは短い方が良いのですが、換気扇本体が直接排気するタイプの場合は、どうしても長くなります。
また、OAとEAの外壁に付けるフードは出来る限り離れた位置に取り付けた方が無難です。
近すぎると捨てた空気が屋内に入って来てしまいますから。


 で、自宅の場合ですが、ネックになるのは気密性の低さです。
とりあえず、居住スペースの2階建の2階部分だけで行いたいので、1階と繋がっている階段のあるエリアはトイレを含めて区画する事とします。
トイレへ行くのに扉がひとつ増えるのは面倒ですが、仕方がありません。
因みに換気扇本体は、この階段のある区画内の天井に露出で設置する方向で考えています。
というのは、実験ですから配管が見えた方が良いのと、天井には熱い断熱材を載せたので断熱ラインの内側に配管をしたい(そうしないとすべてが断熱ダクトになってしまう)という理由です。

 気密は、コーキング剤と現場発泡ウレタンと気密テープをもって地道に行うしかありません。


 第一種換気のSAが各室で、RAが中央と言う考え方は、RAから受け取った熱と、外気の新鮮な空気を人がいる各部屋に供給するべきという考え方なのでしょう。
人が常駐しない廊下に、新鮮な空気と回収した熱を供給するのは勿体無いという考え方ですね。
従来の人がいる時、場所を冷暖房する間歇冷暖房が前提の考え方なのだと思います。

 これからの住宅は、本当に省エネな24時間冷暖房の高断熱高気密で、建物内部はどこも同じ室温となります。
どこにSAを置いてもよいのです。

 ま、我が家は低断熱低気密ですけどねw

浸水発生。

暑いですね。
猛暑が戻ってきましたね。
ちょっと前は西の方が、豪雨に見舞われて大きな被害が毎年ありましたが、今年は北の方なのでしょうか。
数年先は真ん中も被害が発生するようになるのでしょうか。

 そういえば、先月、結構な雨が夜に降りまして、事務所の隣にある材木置き場が浸水するという事がありました。

 一般的に、木材は乾燥状態で立てて保管しますから、足元はすのこで嵩上げ刺してありますが、一部でこのすのこの上まで水が入ってしまいました。

 建物は建築してから年数が経過すると、様々な理由で回りの地面が高くなってしまし、床下に水が入りやすくなってしまった何てことがありますが、今回もそんな感じです。

 数年前にお隣さんが境界にCBを作ったのも影響しているのでしょうね。
それまでは境界に何もなかったので、隣地へ雨水も逃げたでしょうがせき止められたので逃げ場のなくなった雨水が浸水してきたと。

 夜の雨で、朝には水が無くなっていたので浸水は恐らく気づかなかっただけで、いままでも量の違いはあっても発生していたのかもしれません。

 入り易くて出易い状態。

 良いのか悪いのか。
いや、良くないでしょう。

 はぁ。
材料をどけて内部の嵩上げか。
棚とかいろいろここ数年で作ったのに。
億劫がってすのこの上に作ってしまったから、それらもどうにかしないと。
同じには、すのこの上だったので水に浸からずに助かった道具もありますけど。
楽器も少し置いてあるのですけど、それは幾らか被害に遭いました。

 頭の痛い問題ですが、将来的に急な豪雨が発生する可能性は今後高まっていく気がしますので、近く対策を始めないといけません。

嘘をつく迷惑な電話。

迷惑な電話は、個人宅にもかかってきますが(我が家は会社兼用電話なので少ないですが)、会社には会社向けの迷惑な営業電話がかかってきます。

 その一つに、複合機の営業電話があります。
複合機をリース契約で使用していますが、この契約内容がどうやらどこからか漏えいする事があるようです。
紆余曲折して現在は、有名な会社と契約しているのでそういった事は無いようです。

 情報の新鮮さと言うのは電話を掛けてくる業者によって変わります。
と言うのは、『今も〇〇のコピー機をご利用いただいていますか?』と聞いてきますが、それは今の前に使っていた機械ですでに10年近く前だとか、更にその前とかという事が起こります。

 この頃は、現在使っている機械のメーカーを行ってくる業者はいないので、リースで借りた会社は信用できると言えるのでしょう。
いままでは、リース契約が残り2年を切る頃の年度末(3月頃)になると盛んに営業電話がかかってきて、リースを斡旋する会社の仕入れ価格は前年度の納入実績によって変わるので、今なら大変お得に契約できますよとそんな事を言いながら契約を迫ってきましたが、今の会社に変えてからはそういう内容の電話は一切なくなりました。
今の前の機械をリースアップしてしばらく使っていたというのも影響しているのかもしれません。
迷惑電話にも、『まだまだ使えるから、リースアップする』とは言っていましたし。

 そんな平穏な時期を過ごしていましたが、先日かかってきた1本の電話に出た妻が、うっかりと今使っている複合機のメーカーを教えてしまったようで、それを知らずにその後かかってきて私が応対した電話に騙されてしまうのでした、とほほ。

 私が受けたのは、複合機の保証の内容の更新というもので、そんな事を言われたことなど過去一度もなかったけどなと思いつつも、現在のメーカーを知っているというのが結構信ぴょう性があったので、疑いつつも話を聞いていると来訪して内容の確認をしますと。
翌日の夕方に来るというので、それも遅めの時間(大抵の会社が17:00以降の対応を嫌がる)のもあって会う約束をしたのですよ。
で、電話の最後に(その頃には割と信用していた)聞かれた複合機の型番を教えてしまったのでした。

 翌日、夕方、近所で行っている工事を早めに切り上げて待っていると、一向に来ない。
18:00を過ぎても来ない。

 ん?騙されたか。

と、気づいたは18:30頃で、既にアルコールを採ってはいましたが、なんともやるせない気持ち。

 相手の目的は、弊社の複合機がどのメーカーの機種かの情報を得る事だったようです。
ここ何年も出回っている情報が更新されておらず、その情報でアタックしてもメーカーが異なる事から門前払いだったからでしょうかね。

 それにしても、そんな情報を得る為に、まるまる嘘をつくのですね。
実質的な被害は、作業時間1時間でした。

 そういえば、来ると言って来なかったケースは電気の契約内容の確認でもあったな。
訪問すると言われると、そこで話をして怪しければ、断ろうと思ってしまうのでついつい・・。
電気の契約は、確か動力の事だったと思います。
メーターの確認とかなんとかだったかな。

 今後は複合機の営業電話にも、また、気を付けないといけません。


 その後、現在使っている複合機のメーカーを知っている会社から電話がありまして、『今お使いの複合機のリース契約が3年を超える位であれば、お安く出せる機械があるのですが』と。
うっかり、機種も知らせてしまっていたのだけども、どうやらそれは伝わっていないのか、若しくは古すぎて更新されていると警戒しているのか。
いずれにしても、機械の更新をする意思がなければ問題になる話ではないのですけどね。

増築のお話。

増築をしようとすると、問題になって来るのが法規に適合しているかどうかと言う事です。

 新築当時は法規に適合していたとしても、その後法規の改正があって現行法規には不適合になってしまった建物を『既存不適格建築物』と言います。

 この『既存不適格建築物』になってしまったら、すなわち、違法建築物ですぐに適合する様にしなければならない訳ではありません。

しかし、この『既存不適格建築物』に一定規模の工事を行う場合(繋げて増築する等)は、既存部分も現行法規に適合する様に工事を施す事が求められます。

 現在は、この『既存不適格建築物』になってしまう法規は、いくつかありまして、構造部分(筋交など)の件、シックハウス(使用建材)の件、24時間換気の件等あります。

 シックハウスの件は、合板などの生産に使われていたホルマリンから揮発するホルムアルデヒドという有害物質が問題となり、これを含むいくつかの化学物質が使わえる量の制限が掛かりましたが、一定年数が経過すると揮発して無くなる事から、特に建材の交換を迫られる事は無くなっている筈です。
 24時間換気は、シックハウスの時に同時に施工された内容で、建物の外側に合板を張るケースが増えたことで気密性能が高まり、化学物質や二酸化炭素などによる空気汚染が問題となり義務付けされたと思います。換気扇と給気口と換気経路を考えれば良いので、問題にはなりにくいです。
増築する部分と繋がっている範囲だけ適用されます。
 構造部分の件が一番大変で、特に昭和53年以前の建物の場合、基礎部分が問題になります。
断面がI型だったり、鉄筋が入っていなかったり、基礎が連続していなかったり、土台との緊結が確保できていなかったり、地面からの高さが足らなかったり。

 耐力壁(筋交)の量も足りていませんし、当時は『バランスよく配置』としか表記が無かった為、配置に関しての規制はほぼ無いのと同じで、設計時に配置した筋違を、プラン変更などで違う所へ移動したりと言う事は当たり前のように発生していましたし、X、y方向それぞれの量が変わっていなければ金融公庫の検査でも合格できたのです。
完了検査を受けない場合も多かった為、建築確認図面と出来上がった建物のが違うという事は往々にしてあり、筋かいの位置も当てにならない事も多いのです。

現在は、配置に関しても検討方法が規定されていますので、現場で勝手に筋違の位置を変更する事は出来なくなっています。(監理者が責任追及されます)

 さて、木造住宅の建築確認申請については、特例が設けられています。
建築士が設計する場合は、法規に規定する内容を建築確認申請時に添付しなくても良いというものです。
一番大きな規定が、耐力壁に関する規定で、その量、配置は図面に記入しなくても良いので計算しなくて良いと勘違いしてしまっている方々が一定数いるのです。
また、性能表示の規定で耐震等級が設定されていますが、耐力壁量だけを見ると等級1は、法規で求められる量(1.0倍)、等級2は1.25倍、等級3は1.5倍です。
性能表示を受けるのであれば、当然、目標とする等級を満足する壁量を確保しますが、そうでない場合は、コストに直結する話なので最低量で計画されてしまうのです。
そして、建築確認図面だけでは充足量は分からないのです。

 近いうちにこの免除されている部分が縮小される事が、決まったようで、耐力壁量の計算書の添付が要求されるようです。
許容応力度計算などの構造計算を行って安全を確認している場合、耐力壁量はそれに従います。
構造計算に寄らない場合は、耐震等級3相当の壁量を確保する事が求められるようです。

 現在の木造住宅の殆どが、外側に合板などの面材を張り、床面には厚合板を張る工法が主流になっているという事が、今回の特例の部分撤廃に繋がったのだと思います。
ただし、外側に張った合板を全て耐力壁にしてしまうと、バランスが取れない事もよくあるので、そこは設計者の判断で耐力壁にする合板とそれ以外を指定します。
計算を要求する事で、量だけでなく、このバランスを取る事が徹底されるのでしょうね。

 で、もうお分かりだと思いますが、この特例免除の法規が施行されると、それ以前に建てられて構造計算を行っていない法規相当、及び1.25倍相当の耐力壁量の建築物は『既存不適格建築物』になってしまうという事です。
増築などをしなければ問題になる事はありませんが、今新築して、法規施工後に増築しようとすると『耐力壁が不足しているので、補強するように』と指導されるかもしれません。

 今建てるのなら、気を付けないといけない所ですね。

プロフィール

埼玉県鴻巣市で創業40年。 地域に根差し、お客様にとって最適な工事を提供出来るよう心掛けています。

HN:
加藤茂貴
性別:
男性
趣味:
コンガ、ジャンベ等パーカッション演奏
自己紹介:
会社名称:
 有限会社 カトウ工務店
 (1級建築士事務所併設)
所在:
 埼玉県鴻巣市松原1-20-10
tel/fax:
 048-541-1014 / 541-1017

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