現在、材料支給の平家の新築現場で作業をしています。
まだ、軒天の施工が終わっていないのですが、今日は雪が降っているので屋内の作業をしていました。
壁のGWの施工です。
支給された断熱材はAGCのアクリアネクスト。
袋入りです。
国が行っている断熱施工の講習会で説明される袋入りGWは、短辺側にステープルで留めつける為の耳を作る為に、フィルムを30mm残してGWを切り取るものですから、ゴミがとても出ます。
また、室内側のフィルムは今回防湿フィルムだけでなく、気密シートも兼ねるので、途中、下地のないところで繋ぐ事は出来ません。
裸のGWを熱望したのですが、予算の都合でコレが届きました。
最初は講習会の説明通りの施工をしましたが、入隅では受け木を施工してあるのでGWに切り込みを入れたり、コンセントボックスの所でも欠き取ったりする為、フィルムを剥がさなきゃならない箇所が殆ど。
思い通りに施工ができずとてもイライラします。
イライラしてもきちんと充填出来れば良いのですが、ほぼ出来ません。
そこで、
この袋入りGWを
こんなゴムコーティングされた手袋を使って、フィルムを剥がします。
フィルムとGWは接着剤でくっついているので、フィルムにくっついてきます。
このフィルムにくっついてきたGWを
手袋でこそぎ落とします。
これを繰り返すと
2枚におろせます。
フィルムを剥がしたGWの表面は荒れてしまっているので、裏返して綺麗な方を屋内側にします。
入隅など受け材がある所は、カッターで切り込みを入れて受け木の分だけ取り除いて壁に充填します。
GWは、途中で継いでも問題がないとされていますので、途中で継いでいます。
最後に剥がしたフィルムを張り付けた完了です。
とても手間がかかりますが、イライラはしません。
しかし、この方法だと剥がす手間はもちろん、防湿フィルムの幅が455ピッチで留めたからステープルも増えて、フィルムの穴も多くなってしまいます。
やっぱり、裸のGWと別施工の防湿フィルムが効率的です。