手すりの施工も承ります。
屋内だけでなく、屋外の手すりも取付いたします。
介護保険の住宅改修も対応致します。
さて、今回の手すりは外壁に取り付けるタイプです。
既存の外壁は、モルタル壁の上に『さいでりあ』が施工されています。
『さいでりあ』というと、かつてぽっちゃりとした作曲家を起用したCMで『ぱっとさいでりあ~』と耳に残るCMソングで有名になりました。
この外壁材、金属サイディングで裏に外壁材では厚い20mm厚位のウレタンを貼付けて、表面の仕上げは車と同様に焼付塗装で、お客様の記憶では『塗替え不要』と言われたそうです。
まぁ、その『塗替え不要』の真偽は置いておくこととします。
材料としては悪いものではないのですが、その強引な販売手法が問題となって姿を見なくなってしまいましたが、未だ販売は継続しているようです。
少なくとも数年前に、リフォームをした時にはありました。
また、外壁材の断熱材が、室内環境の改善に大きな影響はない事は分かっていますから、外壁材の厚さを誇っても金属サイディングの場合、魅力はありません。
さて通常の外部の手すりは、土間(床)から柱を建ててそこに手すり(笠木)を取り付けますが、今回の現場では、
・駐車スペースの為階段からはみ出せない。
・階段の幅が狭く柱を建てるのは避けたい。
という理由から、壁付けになりました。
『さいでりあ』は金属サイディングでして、見た目は20mmを越える厚みがありますが、手すりを支える事は出来ず、手すりを支える場合は存在しないものとして考えて取り付けます。
外断熱の断熱材と同じですね。
そこで、さいでりあの中に下地を作り、潰れないようにして手すりを取り付けました。
使用した手すりは、ステンレスパイプに樹脂材をかぶせてあり、直射日光を浴びても金属に比べ熱くなりづらいのと、滑りにくい素材です。
以前はLIXILやTOTOの手すりを採用していましたが、今は汎用性の高いこのメーカーの手すりを採用しています。