sonyのICF-A101とういうラジオを愛用しています。
こんなラジオでして、選局に便利なシンセチューナーという事で購入して長年使用しています。
ずっと、デスクワークをする部屋で使用していましたが、ここ3年くらいは屋内の現場に持ち出すこともあります。
そのせいなのか、どうもスイッチの調子が悪くなってしまいました。
聴いているといきなり電源が落ちたり、もしかしたら見えないものの何か(電波とか、幽霊とか)がいたずらしているのかと思いましたが、段々と電源そのものが入りづらく、切りづらくなり、ついに先日、電源が入らなくなってしまいました。
電源の隣に使った事の無い『おやすみタイマー』のスイッチがあり、これを押すと電源が入るので聴けない訳ではありませんが、電源を切るときは電源コードを抜くという強引な手法を使っています。
どうやら、本体の故障ではなく、単純に電源スイッチが壊れているだろうとアタリをつけます。
このラジオは既に生産を完了していますので、新品は手に入りませんが、かと言って中古を探すのも、単2電池4本という万が一の時に困る仕様。
更に、電源コードや乾電池を抜くと直前に聞いていたラジオ局がリセットされてしまうという、現場利用では使いづらい仕様で、二の足を踏みます。
修理に出すほどの価値があるかどうか。
修理に出すくらいなら、現行品を買うでしょう、単3か単4電池で駆動する製品を。
という事で、故障個所は分かっているので、とりあえず分解してみました。
どうやら基盤の上にあるスイッチらしい部品を交換してあげれば良いようですので、早速、ネットで検索をしてみると『タクトスイッチ』と言いまして、部品単価はモノタロウでも40円という代物。
近所で売ってそうなお店を探しますが、分かりません。
数日悩みます。
で、気づいたのです。
『おやすみタイマー』のスイッチを流用しちゃおうと。
はんだごてはありますし、ダメだったら現行品に交換ですから。
半田はありませんでしたが、現在使われいている半田を何とかうまく使い交換を終えてみると、『おやすみタイマー』は使えませんが、無事にラジオが聴こえるようになりました。
よかった、よかった。