キッチンの換気扇フードの話です。
以前はプロペラファンという扇風機の羽根の換気扇が一般的でしたが、現在、弊社では清掃性の高さからシロッコファンの換気扇を採用される方が多いです。
このシロッコファン等のダクト式の換気扇の屋外に付けるフードに、防虫網付のものを使用すると、目詰まりを起こして換気量が落ちてしまいます。
こういったフードが付いている場合は、ダクト式の換気扇ですので確認すると良いでしょう。
この画像のものは、約18年経過のものです。
分かり易い症状としては、換気扇を使った時の音が大きくなります。
当然、換気量も少なくなっています。
この18年経過のフードを交換しましたので、その際の風速を合わせてご紹介いたします。
外観はこんな感じのタイプで、清掃性を向上させた初期のタイプです。
因みにクリナップのクリンレディです。
現状の換気状況を知る為に、風速を測定します。
弱で、風速0.30m/s
強でも風速0.42m/s
屋内環境に最適と言われる風速が、0.3m/s位ですから24時間換気が上手く機能している程度の状況で、局所換気としては不十分な状況です。
既存のフードを撤去して、網なしのフードを取り付けて再度測定します。
弱で、風速0.62m/s、強で風速1.36m/sになりました。
換気扇の音もとても静かになり、換気していることも感じられる位になりました。
交換した網なしのフードの内観です。
作業時間は、測定なども含んで20~30分程度ですが、取付状況によって多少前後します。
ご心配の場合、ご自分で判断できない場合はご連絡頂ければ、調査にお伺いいたします。