6月から着工して、先日無事に竣工しました。
上の画像は、着工前の神社です。
これのあっちやこっちをいじって、こうなりました。
向かって左側の西面は、もともとこんな感じで真っ赤な小波板が張られていました。
その下は、杉板が縦に張られていて土台もかなりのダメージを負っていました。
ピンボケしていますが・・。
柱の痛みも進んでいた為、柱は正面を除きすべて隠す事として杉板の下見板にささら縁の押縁を取り付けました。
工事中には、こういった外壁をやる人もいなくなったでしょうと言われましたが、採用されることが少なくなってしまっただけなんですよね。
住宅は久しく窯業系サイディングの天下ですから。
今回この外壁を施工して今後は、無垢の外壁もお薦めしていこうと思います。
無垢材は屋外に置くとグレーに変色してし、痩せたり、たまに割れたりしてしまいますが、大部分は傷んだり、腐らずに外壁としての機能を維持していきます。
傷んだところを交換する事を考えて施工すれば、将来の修理はそれ程難しくなく出来ますから、やらなければならないメンテナンスの費用を考えると外壁材としては優秀なものだと思います。
将来的に外壁を更新する際も、発生する廃材の木材はリサイクルできるので環境にもやさしい。
コストも他の物に比べて低く抑えられます。
市街化地域は22条区域で、延焼の恐れのある部分(境界線の近く)は準防火構造という制限がありますが、条件を満たせば外壁に木材を張る事も出来ます。
木の外壁が今後は増えていくと良いなと思います。