我が家の収納家具は、自分で作る事が多いです。
子供たちの机も作りましたし、子供部屋を二つにした内部の造作と、家具も色々作りました。
昨年のGWは、TVの位置を変えて、PCもデスクトップからノートに変え、机を造る事になったので家具作りです。
最近のメーカーのCMでも良く見ますが、造作家具は床から浮いているものを良く見かけます。
既製の置き家具ではなかなか実現出来ない、造作家具ならではではないでしょうか。
TV台は床から浮かせることに決めました。
ブラウン管では考えられないですよね。
ブラウン管の24インチワイドテレビで、70kgとかありましたから。
今の液晶テレビは本当に軽くなりました。
50インチで20kgないのですから。
自宅の家具作りは、正直億劫なので兎に角シンプルです。
扉も引出しも付けたくないのです。
若い頃はそういう事もしていましたが、今はもう箱だけが良いのです。
その後、必要に応じてカスタマイズしていくという方向です。
今あるものに合わせて細かく区切ったところで、数年で納める物が変化すると使いづらくなってしまうことも良くあります。
自由に作れる造作家具だからと言って、やはり収納は余り作り込み過ぎない方が良いと思います。
床から浮いた家具を取り付けるには、下地がどうなっているかを知らなければいけませんし、強度があるかないかという事も判断できなければなりません。
必要に応じて、壁材を剥がして補強するという事も、自宅ではそこまではなかなかやりませんが、お仕事の場合は行う必要もあります。
浮いた家具は、壁に取り付けますから、置き家具よりも箱の強度に気をつけます。
”兎に角シンプルに”ですから、今回も間仕切なしの長方形の単なる箱です。
腰壁に杉板が張ってあるので、それを活かす意味もあって背板も付けません。
腰板が杉板ならどこでも留められるでしょう?
と思うかもしれませんが、腰壁に使われている無垢板は9mm程度の厚みが多いのです。
流し台の吊戸棚等は、30mm以上の板か、12mm以上の合板でというのがメーカーのお決まりの下地の指定です。
無垢の板で合板と同じ強度を出すのであれば、合板の2.5倍以上の厚みが必要なのです。
そう考えると、無垢板でしかも杉板となると9mmでは軽いものは良いですが、テレビ台となるとやはり間柱を探して取り付ける事になります。
これを怠ると、最初は良いですが時間と共に落ちてしまう事でしょう。
浮いた家具にすると、お掃除がなんとなく楽になった気がします。
本来家具の中である部分まで、掃除をすることになるので面積的には増えますが、そこに荷物があっても移動し易いですし、部屋の平面的な凸凹が無くなるので掃除機も掛け易くなります。
先日、東北地方で地震がありました。
鴻巣市は震度4でしたが、床から浮かせた家具は取れる事もなく、ビスで転倒止めを施したテレビも無事でした。
地震対策として、造作家具は優れているなと改めて感じました。
2月末から3月にかけては、子供部屋のリフォームをしなければなりません。
以前施した
リフォームから8年が経過しようとしています。
流石に3畳の子供部屋では物が収まらず、スチール製のロフトベットは揺れるそうで、いやだという事になりました。
既に、片方の子供部屋はロフトベッドを撤去し、床に寝ていますが、こちらはもともと押入がある方だったので衣服などは押入に仕舞っています。
もう一部屋をリフォームするのですが、収納量の確保とベッドの設置、断熱性能の向上、プライバシー(音)の向上が目標として設定されました。
ベッド下の収納、本棚、机、いろいろなものの収納場所など、納まるのかどうか・・。
実際、ベッドと言ってもマットレスを置くと収納の高さがどんどん低くなるので、床を作って布団かなと思っていたりします。
この床を座面として机を使えたらよいなとか。
どうせもう何年もいないのだろうから、多少物の出し入れは力技でも良いかとか。
どうにか簡単に出来ないかと考えています。
ここでも床から浮いた収納が大活躍する事になります。
床面は限られていて、ベッドと通路と机で終わります。
壁の上の方にも収納を設定しないと収まりきらないのです。
その為に前回、和室の壁のままだったのですが、これを合板で大壁に変更してあちこちに箱をくっつけようとしているのです。