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Q-1住宅 / 有限会社 カトウ工務店

地元に根差して40年。高断熱住宅Q-1.0住宅(キューワン住宅)の設計、施工。 翌朝も暖かな家づくりをしています。

体験しないと気付かない事。

お客様の住まい方をヒアリングから想像して、プランを練ります。
その時に頭の中は当然のように3次元です。
PCの3Dソフトで対象物をくるくる回すように感じで、プランを作り込んでいくのです。

 さて、そんな作業を日常的にしているので、想像力には自信が多少ありますが、実際に体験してみないと、考えがおよばず分からない事はまだまだ沢山あります。

 ここ1年位の間考えていて結論を、まことに間抜けでしたが、ふと気づいて結論が出た話をします。

 私は、6歳の頃から近視で眼鏡を使用しています。ず~っと、使用していますから眼鏡との付き合いは40年近くなることになります。
ず~っと、近眼用の眼鏡を使ってきましたが、この年齢になると見え方に変化が起こります。
どうも、目から30cm以内のものがぼやけてしまう。
つまりは、「老眼」の始まりです。

 昔から、「近眼の人は、一度視力が正常になってから老眼になる」なんて事を、聞かされていました。
ず~っと信じていましたが、近眼用の眼鏡を外すことなく手元が見にくくなりました。

 嘘だったんだ。

 近眼と老眼は同居するのですね。
そんなことを考え始めたのは、お客さんとの会話がきっかけでした。
その方は、細かなビス等のピックアップのお仕事をしていましたが、その作業中、老眼を自覚しながらも、小さなものを見る時には近眼用の眼鏡を外し、裸眼で見ていたと。
かかりつけの眼科医には『近眼は金眼』と言われたことがあると。
そんな事を話されていました。

 「見えなければ、裸眼で近づければ見えるんだ」
 「正常視力の人は、老眼になると近くが見えなくなるんだ」
 そう思いましたし、確かにそうでした。
そうして、疑問に感じていた事の一つが解けた気がしましたが、何かモヤモヤとしたものが残ったのも確かでした。

 そのモヤモヤが何だったのかというと、近眼はなんで老眼になっても近くが見えるのだろうと。

 ずっと、一つの条件を見逃していたんですね。
それは、「近眼用の眼鏡」をず~っとかけていたから、遠くが見えるのが当たり前だと思い込んでいたんです。
でもそれは、「近眼用の眼鏡」で矯正しているから見えるのであって、裸眼では「近くしか」はっきりとは見えないのです。
つまり、「近眼用の眼鏡」をかけることで正常視力の方と同じになるので、同様に老眼に悩まされます。
 でも、はずすと近くは見える。
老眼はどこへ?

 で、明日接近する台風に備えて、足場のネットをまとめながら、ふと、ある事に改めて気づいたんです。

 「近眼とは、焦点の合う距離が極端に手前になっている状態。」

 ずっと、近眼は「遠くが見えない」と思っていましたから、「近くしか見えない」という考え方がなかったんですね。
そうして、近眼の老眼はどういうことか考えたんです。
10m先まで見えるのが正常とすれば、近眼はその10mをぎゅっと圧縮した、10cm先まで見える状態なんじゃないかと。

 分かりづらいかもしれませんが、でも、そう考えると、近眼の人が老眼になっても裸眼で近くが見えるという事は納得できたのです。
そして裸眼の時の老眼はどこにあるかというと、先の例で10mの正常視力の人が30cmが見えないとすれば、近眼の人は0.3cmが見えない・・のだろうと。
まぁ、0.3cmなんて誰もが見えないですが、距離の割合から言うとそうだなと。

 どうでもいいことなんですが、そんな事を考えた日でした。
自分が老眼になって初めて、それがどういうメカニズムかを、”私なり”に理解できたと、そんな話でした。
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電気自動車。

今回は少々混乱してますので、その点ご容赦ねがいますww

 『オール電化』が始まった頃、それに対抗するためにガス会社は『燃料電池』を謳っていました。
しかし、その実用化は遅々として進まず、電力会社はヒートポンプのエコキュートを手にして一気に『オール電化』を推進しました。
その後かなり遅れて、『エネファーム』が発売されましたが、導入コストが高いのと排熱利用を考えすぎる(床暖房等)と補助熱源のガス給湯器を使うことになってしまう為ランニングコストが高くなってしまうという事があるようです。

 電力会社の電気は使う場所と発電場所が遠く離れており、利用できない排熱や送電ロスを考えると発電に使った一次エネルギーの約4割程度しか使えていない。よって、贅沢なエネルギーだとガス会社は言っていました。
燃料電池は、水素を空気中の酸素と反応させ電気を得るものです。
この水素を取り出すのに二酸化炭素が少なくて済む(ここも重要です)燃料が、天然ガスです。
この天然ガスから水素を取り出し発電しますが、発電場所と使用場所が同じなので送電ロスがなく、約4割を電気で使うことが出来ます。
ん?
じゃ、電力会社と同じじゃないかと思われますが、発電場所と使用場所が同じな為、発電時に発生する排熱を利用することが出来るので、給湯等に排熱を利用することにより8割を超える高効率を達成します。

 さて、燃料電池を搭載した自動車がトヨタから市販され、来年以降にホンダも市販するようです。
水素スタンドが整備されていない為、購入できるのはインフラの環境が整った地域の人に、しばらくらくは限定されますが、ガソリンエンジン同様の使用感で走行距離も長く今後普及することが期待できます。
そうなると、電気自動車や、プラグインハイブリットは今後どうなるのかと、考えました。
何故そんなことを考えるかというと、ガレージやカーポート周りに充電用の電源が関係してくるためです。
確かに100Vでも充電できますが、200Vの方が短時間で充電できます。
その為には200Vの配線が必要ですし、専用のコンセントの設置も考えたいものです。
燃料電池車は、充電用の電源はいらないだろうな~と思っているんですが。

 少し混同しそうな内容ですね。
前半の燃料電池の話は、一次エネルギー(化石燃料)から発電した電気の効率の話で、発電に伴う排熱までを考えています。
後半の自動車は、既に取り出された二次エネルギーの水素を利用します。
 自動車の効率を考えると、さてさて、どれだけ効率的なんでしょうか。
走行時には確かに水しか発生しませんが、燃料の水素はどこから来たのか。
空気中の水素を単純に集めたなんてことは、誰も考えないと思います。
 様々な研究が行われているようですが、化石燃料、水、バイオガスなどから取り出せますが、一次エネルギーから精製までにかかわるエネルギーや二酸化炭素の発生量を考えると、どの方法を使って取り出した水素を使う燃料電池自動車は、ガソリン車やディーゼル車に比べてまだまだ地球にやさしいとは言えないようです。
 ま、これからの燃料ですし技術ですから、今後ますます研究開発が進みピカイチのエコなエネルギーになってくれることを期待しましょう。

 水素が一般的になると、将来は現在のガスのような扱いになるかもしれないですね。
LPGのようにボンベで供給するか、天然ガスのように配管での供給か。
そのいずれかの方法で供給された水素を使って、発電し家電を動かし、排熱を給湯や暖房に利用する。
問題になるのは、やはり排熱でしょうか。
発電時の発熱をどれだけ抑える(利用)出来るかが鍵になりそうです。
 また、今まで電力会社の電力が必要で実現できなかった『オールガス』。
燃料電池自動車が移動式の発電所になるわけですから、『オール水素』は実現できるかもしれませんね。

主に電気エネルギーの事。

太陽光発電で作られた電気は、国が電気会社に一定年数固定価格での買取りを義務付けています。
10kW以上の発電能力がある場合は、発電所扱いとなり全量を買い取ってもらうことも可能です。
そうすると、条件が良ければ8年ぐらいで初期投資分を回収でき、その後は収入になるとは施工業者の謳い文句です。

 その机上の計算が合っているかは8年経過してみないとわかりませんが、日本各地の電力会社でこの太陽光発電所からの買取り申請に対する回答を保留する会社が出てきました。
太陽光発電からの供給量が、春秋の日中のピーク電力を上回るからという理由でしたが、どういう事だろうと考えていました。
小難しい理由で正直あまりよくわかりませんが、供給のバランスが崩れと単純に電気が余るというだけでなく最悪、発電所が停止し停電という事態もありうるのだそうです。

 夜間の電力供給が期待できず、雨天や曇天でも発電量が落ちる不安定な太陽光発電は、それだけで電力供給を賄うことは出来ず、他に安定して供給できる電源(例えば原発)と調整可能な電源(火力等)と合わせて運用するべきだと電気会社は言います。
 太陽光発電の様に自然の力で発電するエネルギーを再生可能エネルギー(再エネ)といいますが、再エネには安定供給できるものはないのでしょうか?
【再エネなんて書くと、さも知ってますよなんて雰囲気が出ますねww】

 昨日の朝日新聞の一面に載ったのは、国が地熱発電を見直すという内容でした。その一方で、太陽光発電の買取りは現在稼働中のものも含め抜本的に見直すとも。
 先の福島原発事故直後、各マスコミでも地熱発電に注目が集まりましたが、それも一瞬のことで近頃は地熱の地の字も聞かなくなってました。
しかし、昼夜を問わず安定的に電力供給が期待できる地熱発電がおざなりになっていたのは、原発全停止によるエネルギー不足を短期間で解消(しきれないですが)できると期待される太陽光発電(稼働まで1年程度)に注目が集まったからでしょう。
ここへきて太陽光発電の(予定)量も買い取り価格の引き下げのよる駆け込み需要で急激に増えてしまったので、いよいよ安定供給の再エネをという事なのでしょう。
ちなみに地熱発電は稼働まで10年必要だそうです。
 また、太陽光発電には先に挙げた弱点はあるものの他の再エネに比べ、設置から運用までの問題点が少ないという点も挙げられます。
 太陽光が降り注ぐ場所であれば、山だろうと川だろうと建物の屋根だろうと、外壁だろうと設置場所は選びませんし、その規模も小さくても大きくても対応できます。
また、太陽光を直接電気に変換するので、音の発生がない。
場所を選ばず音が出ないことから、住宅街でも屋根に設置するだけでなく地上に発電所扱いの規模で設置する事も出来ます。
 一方、地熱発電は設置までに時間を必要とするもののその熱源にマグマに熱せられた熱水を利用することで、稼働コストは設備のメンテナンスなどを考えなければ、ほぼゼロとなります。
熱水がなくなって(移動して)しまうという可能性はあるそうですが、昼夜ノンストップで稼働できるという原発にも似た特性をもちつつ、廃棄物の発生がないというのは魅力的な発電方式です。
 火山国日本としては、熱水の埋蔵量は期待できますが、発電所の設置場所は熱水のあるところと、蒸気の音が結構大きいらしいので人里離れた場所に限られるというのが問題点ですが、今後増えていくことでしょう。 

 さて、今後の電気エネルギー供給はどうなるのか。
多くの建物や、農地、空き地に太陽光発電パネルなどが設置される結果、地産池消に進むのではないでしょうか。
特にこれといったもののない鴻巣では、発電の主力となるのはやはり、今後過剰供給になりそうな太陽光発電ですね。
 地域で発電した電力を、その地域でシェアする。
電話の通信網のように、小さな監理施設があちこちに出来てネットワークを組み、電気を融通しあえるようになる。
送電ロスを抑えられて省エネにもつながり、電気料金も抑えることが出来るはずです。
個々の住宅で蓄電設備を行うのは、長期的に見て設備の更新や適切な稼働という点で難しいのですが、一か所に集中させて監理すれば、設備の更新もスムーズに行われるでしょうし無駄も省けるでしょう。
もしそうなれば、個々の住宅でゼロエネではなく、地域でのゼロエネが実現できます。

【ゼロエネ】・・使用するエネルギー量と、作り出すエネルギー量を相殺するとゼロ以下になること。エネルギー量は1次エネルギー(石油、天然ガス等。電気は2次エネルギー)に換算して計算。単位:J(ジュール)

 今後の住宅はどうなるか。
 原発の再稼働の見通しが立たない上、脱原発の方向は間違っていません。
不安定だと言われる再エネでも生活できるようにする為には、住宅そのもののエネルギー消費量を減らす工夫が必要となります。
 国は2020年には新築住宅の省エネ基準適合を義務付ようと動いています。
これからの住宅は高気密高断熱が当たり前となります。
高気密高断熱という言葉から受けるイメージは、密閉された空間でしょうか。
高断熱高気密というべきだとこの技術を推進してきた方が言っていました。
その意図は高断熱化を進めていくと高気密が必要となるというものです。
高気密は室内の空気を閉じ込める為ではなく、外壁の内部に水蒸気(人体から放出されます)が侵入し発生する『内部結露』を防ぐ為に行うものなのです。
壁の中で起こる『内部結露』は、住宅の構造部分を腐らせ大きなダメージを与えます。
室内で生き物が生活(水蒸気が発生)しないのであれば、高気密にする必要はありません。

 その一方で、自然の力を利用し省エネになるようなプラン、仕組みを考えて行くことが重要です。
風や、太陽の光を上手にコントロールすることで、換気や冷暖房、照明の使用量を減らすことが出来ます。
 電気を消費する多くの家電製品では省エネ化が進み、先のノーベル賞で評価された青色ダイオードの発明なしには実現しなかったLED照明の値段もこなれ、エアコンも10年前のものを使い続けるより、すぐに買換えれば3年程度で電気代と製品代の差額は埋まる程高効率になっています。
この傾向は今後もどんどん進んでいくことになるでしょう。
家電は住宅に比べ寿命が短く、一生のうちに何度も買換え、その度に省エネのものに更新されていきます。
しかし、住宅本体の性能はそうはいきません。
一度建てれば性能が更新されるような大規模な工事は、なかなか行われません。
初めから、性能を重視した家を作りたいものです。

 余談ですが、『いまある外壁の上に断熱材がくっついた外壁材を張ることで断熱効果が上がり、光熱費が安くなりますよ!』なんて広告を見たことや、実際に行っている現場を見たことがあるかもしれません。
大抵の場合、既設の外壁の上に胴縁を打ち付けその上に外壁を取り付けていきます。
胴縁は、通気層を形成し湿気を外に排出するとともに、熱も排出してしまいます。
また、断熱工事で重要なのは『通気止め』という部材の取付です。
外壁の工事より、この『通気止め』を取り付けた方が効果あるかもしれません。
併せて天井、床の断熱工事が出来ればいう事ありません。
 さてそんな理由でこの外壁工法は、直射日光によって外壁面が温められる事に対する遮熱は期待できるのですが、期待したほどの断熱効果は得られないのでお気を付けください。

自動車雑誌を見ながら、ふと思う事。

しばらく、更新が滞っていますが、おかげさまで毎日そこそこ忙しく過ごしています。
現在は、新築工事前でリフォーム工事を中心に行っています。

 これからの住宅はどうなっていくのだろうか。

 これは、東北の大地震で原発が被災し、安全神話が崩れ全国の原発の安全確認の為、原発が止まってからもう1年が経過しようとしている。
国の施策はより省エネを進め、更には創エネも視野に入ってきている。

 住宅の色々なことを説明するのに、自動車で説明することが多いですね。
住宅メーカーの広告上の坪単価は、自動車の広告と同じで本体価格のみで、道路を走る(住宅の場合は、生活する)ためには諸経費が必要になりますと、お話します。

 先日、自動車雑誌を読んでいたなら、近頃の世界規模の省エネの流行というと、ダウンサイジングターボだというのです。
東京オリンピックに向けて水素で動く燃料電池車両を導入すると話題になりますが、国内で省エネ車といえば、ハイブリットが主流でしょうか。
ハイブリットは、ご存じのように燃料を燃やして動くエンジンと、電気で動くモーターを1台の車に載せて状況に合わせて稼働比率を変えて燃費を改善する方法です。
 これに対して、ダウンサイジングターボというのはどういうものか。
ターボは、通常のエンジンにより多くの燃料を押し込み馬力をアップさせる為の装置【過給機といいます】で、一昔のイメージだと燃費の非常に悪いものでした。
しかし、今のターボは性能がよくなり、低回転から機能し実用域で必要な馬力を得ることが出来ます。
という事は、たとえば少し大げさに言うと1,000ccのエンジンで、2,000ccのエンジン馬力が得ることが出来る様なのです。
1,000ccのエンジンよりは燃費が悪くなりますが、2,000ccのエンジンよりも燃費がよく、1,000ccのエンジンよりも実用的になるのです。
良いですよね?
更に、モーターを積まないことにメリットがあります。
モーターを載せると、もれなく大きなバッテリーが必要になります。
このバッテリー、年々性能が良くなっていますが、如何せん高価であり、重量もあります。
その点、絶対的な馬力を求めないターボを載せても重量も、コストも跳ね上がる心配はありません。
 蛇足ですが、ミニバンのように大きな車をハイブリットにしようとすると、必要なパワーも大きくなるのでバッテリーもより多く載せることになり、更に重量が増えてしまい限られたボディサイズの中では、室内に張り出してくるしかないのです。
大きな車でハイブリット車をあまり見かけないのは、要するにそれほど燃費を改善できないからなのです。

 さて、話をもどして、何を考えたかというと。
スマートハウスという高性能住宅を、メーカーが一生懸命に販売しています。
太陽光発電パネルを乗せ、蓄電池を備え、発電した電気を日中だけでなく夜間も使うというものも出てきました。
電力会社から電気を買わずに生活が出来るのだとしたら、なんとも魅力的。
しかし、どうでしょうか。
蓄電池は、必ず容量が落ちますから、使い続けるうちに交換が必要な時期が必ず来ます。
それは、住宅の寿命から見ればはるかに短い。

 私は現在、ハイブリット車を載っていますが、購入する際に営業マンにバッテリーはどのくらい持つのかと聞いたなら、『自動車の寿命位』と言いますので、それは何年くらいかと聞くと『10年位を考えています』と。
 自動車の場合、一年中フルに使われることはありませんが、住宅の場合はフルに使われます。
携帯電話のモバイルバッテリーは充電回数が500回程度が寿命とされていて、乾電池型の充電池は2,100回とされています。
 住宅で使われる蓄電池ではどのくらいかというと、回数で制限はされていませんが、とあるメーカーは、1日1回の充放電で10年後初めの60%の容量と設計するそうです。

 自動車のハイブリットが出てしばらくしてから、各社ハイブリットに力を入れ、この先はダウンサイジングターボになっていくかもしれない。
あれ程、ハイブリット、ハイブリットと騒いでいたのに、次世代モデルではハイブリット設定がなくなる。
ちょっと、面白いなと思ったのです。

 現在の高性能な住宅も、数年後には発電パネル+蓄電池で自給自足!なんてことは言っていないでしょう。

 あまり、目先の新しい技術に惑わされずに、基本的な部分を重要視したいものです。
自然の力を無理なく活用することは、最先端のその生産に多くのエネルギーと貴重資源を費やす設備に勝る省エネになると、思うのです。
 

2014/09/11 加藤茂貴


消費税の自動計算。

見積書や請求書を作るのにエクセルを利用しています。
ver.8となり結構、便利なものになってますが、いかんせんVBAに挫折したのでダイアログが使えずに、所々、手動だったりしますが、まぁ、自分が使うには満足できるレベルですと、自画自賛w

 しかしながら、ずっとうまく処理できずにいるのが消費税の計算です。
金額が大きな工事の場合、1円単位までは請求せずキリの良い金額で請求書を作ります。

 工事金額が、1,500円の場合、課税後は1,620円です。
これを、値引きをかけて1,600円で請求します。
この場合、( 1,600 - 1,620 ) /1.08 = -18.5185円が値引き額となります。
小数点以下を切り捨て、18円を値引き額として試しに計算します。
( 1,500 - 18) x 1.08 = 1,600.56円
端数が出たので再び小数点以下を切り捨て、1,600円を得ることが出来ました。

 これを単純にエクセルに関数で埋め込みますと、
=ROUNDDOWN((1500+ROUNDDOWN((1600-1620)/(1.08),0))*1.08,0)
とこんな形になるのです。
 しかし、この数式は希望金額を1,525円にすると、得られる数値は1,526円となります。
=ROUNDDOWN((1500+ROUNDDOWN((1525-1620)/(1.08),0))*1.08,0)

 どうやら小数点1位が9の場合に、誤差が出てしまうようです。
どうしたら良いのか考えていますが、なかなかうまく行かないのです。
少数点第1位が9の時に、切り上げてあげられたら良いのかも。
もしくは、小数点第1位が9の時に1を増やしたり減らしたりするのもいいかも。
と、考えて両方試し、複合技も試しましたが共に100%ではありませんでした。
もう、限界。
やっぱり手動で調整するのがよさそうです。

 なにか100%な簡単な数式って、ないでしょうか。

プロフィール

埼玉県鴻巣市で創業40年。 地域に根差し、お客様にとって最適な工事を提供出来るよう心掛けています。

HN:
加藤茂貴
性別:
男性
趣味:
コンガ、ジャンベ等パーカッション演奏
自己紹介:
会社名称:
 有限会社 カトウ工務店
 (1級建築士事務所併設)
所在:
 埼玉県鴻巣市松原1-20-10
tel/fax:
 048-541-1014 / 541-1017

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