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Q-1住宅 / 有限会社 カトウ工務店

地元に根差して40年。高断熱住宅Q-1.0住宅(キューワン住宅)の設計、施工。 翌朝も暖かな家づくりをしています。

スチールラック。

先日の冷蔵庫の更新に合わせてレンヂ台の交換も行いました。

 レンヂ台はスチールラックと呼ばれるクロームメッキが美しい、棚の位置を決める為の溝が等間隔にある柱となるパイプと、網状の棚板を組み合わせて作ります。

 採用したのは、株式会社ドウシシャ の ルミナス です。

 670mm巾の冷蔵庫の場合だと、我が家の収納スペースには600mm巾のラックを納める事が出来ますので、構成を考えます。
天井高さは2400mmで、出来るだけ高さを取って収納としますが、奥行きと巾と高さを考えると転倒しそうなので、天井に突っ張って転倒防止を図ります。

収納したいのは、米びつ、炊飯器(スライド棚)、電子レンヂ、トースター(ラック内では使わない)。
上の方にホットプレートと、卓上用ガスコンロ。
その他もろもろ(ゴミ袋、即席ラーメンやレトルト食品、野菜、お菓子等)の収納。
出来たらゴミ箱と、使用済みで開いた牛乳パックの保管場所。

 カタログを、地域の大型ホームセンターへ出向き貰ってきて、構成を考えます。

 下から、最下段には棚板を置かずに、納めた物を引っ張り出す事とするのでコの字バーで補強。
 1段目は使っている米びつが入る様な高さとしますが、米びつの巾が200mmと狭いので、ここに後付のハーフバスケットを付けて牛乳パックの保管場所として、その下は野菜を仕舞います。
 2段目に炊飯器を置くのでスライド棚を設置しますが、精度の問題で上手くスライドせずベアリングが壊れてしまいましたので、交換しましたが同時に、補強の為にスライド棚の前側にワイヤーバーを入れました。
スライド棚は、前後の柱はホールド出来ますが、左右の柱はホールド出来ません。
巾の寸法はかなりシビアに要求してきますので、部材精度と組立精度によっては、また、使用中の揺れなどの影響でスムーズに動かなくなり、場合によっては破損の可能性がありますので、補強をした方がよさそうです。
カタログに記載をしてない(組立説明書はない)ので、注意書きが欲しいところです。
スライド棚に炊飯器を入れますが、その上の棚の高さは引き出して炊飯器を開けた時の寸法に合わせます。
そうすると、スライド棚を仕舞っている時に炊飯器の上にかなり広大なデッドスペースが生まれますので、ここにハーフシェルフを奥の柱に取り付けてゴミ袋とレジ袋の収納スペースとします。
また、600mm巾のスライド棚に、300mm程度の炊飯器では巾方向にもデッドスペースが生まれますが、ここに物を置いて一緒に出し入れする必要はありません。
そこで、ここに後付パーツのハーフシェルフを付けて即席ラーメンなどの収納とします。
こうする事で、スライド棚を引き出した時に物が載っていない仮置きが出来るスペースが生まれます。
 3段目は電子レンヂを置きます。
我が家のレンヂの足は細く、棚のワイヤーの間に落ちてしまいました。
ワイヤーに乗せて使う事も出来ますが、ふとした拍子に動いて落ちるのもいただけないので、網の上に板を置きます。
ここは市販品ではなく、端材のセラールを加工して置きました。
下の段が炊飯器なので、間違って引き出さずに炊飯しても水蒸気が直接当たる心配もありませんし、不燃材なのでオーブン機能を使用した時に上の段の影響を最小限にすることが出来るでしょう。
 4段目は、お菓子置き場。
カインズホームで購入した収納用のケースを2つ並べておきました。
 5段目は、○○置き場。
 最上段は、ホットプレートと卓上用ガスコンロとしました。

 スチールラックを始めて組み立てましたが、注意する点は棚板を追加するときは、再び解体しなければならないという事。
なので、1度組立て終わり!という事はほぼないのではないかなと思います。
 私も、スライドシェルフの破損があったので組み立て直しを余儀なくされましたが、おかげで補強が必要とか、スライドシェルフ周りの棚の構成を実物を前に検討できたので良かったと思います。

 もう一つ、天井への突っ張りですが、最初は奥の柱2本で済ませようとして手前の柱は延長ポールで対応しようと思ったのですが、棚の位置を決める溝の位置がテンション用延長ポールと、延長ポールでは異なります(棚5段の場合)。
この範囲に棚を付けようとする場合は、迷わずにテンション用延長ポールを4本使ってください。
 棚じゃなく、ワイヤーバーを手前の柱に渡してフックを付けるというような場合は、問題ありません。

 以下に、正面図と各段の平面図を。


 今回、使ったパーツ。
ルミナス レギュラー 25mm 奥行46cmタイプ 巾61cm
 ①セット品  棚5段 高さ179.5cm NLH6018-5  1set
 ②足回り   円形アジャスター      P-AP       4個
 ③補強パーツ コの字バー         25KWB6045  1個
 ④後付パーツ ハーフバスケット      25AHB-4535 1set
 ⑤補強パーツ ワイヤーバー        252B060    1個
 ⑥シェルフ  スライドシェルフ      SR6045-S   1個
 ⑦後付パーツ ハーフシェルフ       25ASS-4525 1set
 ⑧シェルフ  ハーフシェルフ       SR6045-S   1個
 ⑨パール   テンション用延長ポール   ADD-P2545J 2set
 ⑩ポール   スリーブ4組セット     IHL-SLV4S  3set
 ⑪補助パーツ サポート柵         IHT0030SB  3個

 ルミナスクラブショップで購入すると約37,000円(送料・消費税8%込)です。

 他に、シートの寸法で、セラールによるプレートを4枚製作しましたが、サポート柵を付ける寸法にはなっていないので、両側にサポート柵を付ける事は出来ませんので、サポート柵を採用する場合は、シートの加工が必要だと思います。

 後で気づいたのですが、今回のこの構成、上の方の棚にはそんなに重いものは載せず、下3段も耐荷重250kgも要らないというのであれば、セット品の5段の代わりに、テンションラック25mmの5段60Wを採用するともっとお求め安くなりますね。
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冷蔵庫の入れ替え。

先日、約20年の長きに渡り活躍をしてくれた、三菱電機製の冷蔵庫に別れを告げて日立の冷蔵庫に交換をしました。
真空チルドが付いているやつですが、5月30日にNEWモデルが出たそうで、6月2日に買いに行き予算が少ないことを告げると、旧モデルをかなりお買い得な金額で勧めてきたのでついついその場で決めてしまいました。

 今までの冷蔵庫は、W600 D650 H1600位の片開きのタイプ。
今後、冷凍食品のストックが増えるだろうことを予測して、冷凍庫の容量アップを目的に2サイズアップの製品を決めました。
W670 D650 H1800位の両開。
憧れの自動製氷機もついているw

 冷蔵庫の置き場は2階にありまして、15年前にリフォームをして移り住みましたが、その頃の冷蔵庫のサイズと言えばW600が主流だったんです。
その為、冷蔵庫の脇に洗濯機があってその境に造作の壁を、D700で作ってあるのですが、その壁と向かいのシステムキッチンとの間がぎりぎり620という寸法。

現在の冷蔵庫は巾方向で通るので何とか通したんですが、今回の物はどう考えてもアウト。
狭いのは知っていたので、奥行きは650にしておいてよかったと思いました。

 その壁は、厚さも薄く心材はどう見ても30x40の断面の木材を使っています。
となれば、床も天井も先に施工して、後からこの壁を作ったという事が予想されます。
自分ちなのですが、当時は他の大工に造作をしてもらったので覚えていないのですね、細かいところは。
 という事で、150mm切り詰めます。

とりあえず、これで最後の部分は納まる事が決定しました。
しかし、問題は2階までの経路です。
外階段は搬入費がかからないというので、外階段があると言ってありますが曲がる部分で内法寸法が600とここでもアウト。
しかし、そこはどうにもなりません。
 ま、底は無理だろうが内階段もあるから何とかなるだろうと、納品当日を迎えます。

 予想した通り、外階段はアウト。
内階段も見て回りますが、あちこちがギリギリ。
手すりを外し、ドアを外し、洋灯やパイプを、そこは大工ですのでどんどん外して、『サイズダウンしていただくしか・・』と言った配送係員に搬入を決意させました。

 搬入は困難を極めましたが、何とか納まりました。
『搬入できましたが、搬出は困難です』と言われてしまいました。
次回はレッカーの手配が必要かもしれません。

 よく、冷蔵庫が入らなくて持ち帰って交換という話を、見聞きしますが、よく分かりました。
『冷蔵庫が大きくなっている』
 尺モジュールの木造住宅では、入れられる大きさと使う人の理想の大きさでギャップがあるのですね。
大きければ大きい方が良いですものね。

 この辺りの設備の更新の際の事も頭に入れてプランを練らねばと痛感しました。

高齢者ドライバーの踏み間違い。

日テレの朝の情報番組、スッキリで、高齢者ドライバーがセンターライン上を暴走し交差点で事故を起こしたニュースを流していました。
司会の極楽とんぼの加藤浩次が『数百メートルも、アクセルを踏みっぱなしなんて事があるんですかね』と言っていましたが、あります。

 最近の自動車は、もっぱらツーペダルと呼ばれるオートマですね。
乗用車だけでなく、ダンプなどでも設定があるようですし、スポーツタイプもシフトコントロールは電気信号で行いますから、クラッチ操作は自動車がやってくれるのでツーペダルが増えてきています。

 ツーペダルの怖さというのは、自動車が動いたり止まったりする操作を二つの隣り合ったペダルだけで操作する、しかも右足1本で。
踏み間違った場合、スリーペダルのマニュアルミッションには空いている左足でクラッチを切って動力を伝えないという選択肢があり、そこで平静に戻れます。
しかし、オートマ車ではそんな選択肢は用意されていません。
シフトレバーをニュートラルに入れれば動力は切れますが、そんな事が出来るならば踏み間違いに対処できている筈です。

 踏み間違っている最中はパニック状態です。
頭では『ブレーキペダルを踏んでいる』と信じて疑いませんから思いっきり踏みますし、ただ一つの止まる手段のブレーキペダルを踏んでい(ると思ってい)ますから、踏む事を止められません。
危険が迫っているのなら、なおさらです。

最初の事故を起こしたドライバーも、ぐんぐん加速していく乗用車を、全走車にぶつからない様に避けた結果がセンターライン上の暴走であり、更に対向車が迫って来るという危険が継続しています。
『とまれ!とまれ!』と言いながら、間違って踏んでいるアクセルペダルを踏み続けていたのでしょう。
自分が間違っているという事は考えません。
車が壊れた!位の事を考えていたでしょう。
その後、交差点に進入して事故を起こしたと、そう考えます。

 この辺のメカニズムを、しっかりと伝える事って必要だと思うんですが。
今回も専門家の意見は『高齢者の場合、踏み間違えるとペダルから足を離せないう場合があります』というものだけでした。
もっと突っ込んで説明しているのを見たことないですね。
また、高齢者だけが踏み間違えるかというと、

 違います。

 踏み間違えてパニックを起こすのは、高齢者だけではありません。
メカニズムはこれだけではないでしょうか、それを知る事で防げることもあるんじゃないかなと思っています。

 自動車メーカーは、踏み間違い防止機能の搭載をしてくるでしょう。
便利になれば成る程、人間は退化していきます。
悪循環にならなければ良いなと思っています。

主夫活動。

この頃、朝食や弁当を作る事をしています。
もう2カ月が経とうとしています

 今まで料理というものを殆んどしたことが無いので、キッチンの使い勝手というものは正直の所分かっていなかったのですが、実際に始めて見ると色々な事が見えてきます。

 フライパンや鍋、フライ返しやお玉、調味料、まな板と包丁等々、多くの道具や消耗品を使うキッチンで、どこに何を仕舞うかという事を考えていくと、楽しいなと。
如何に効率よく作業して無駄をなくしていくというのは、パズルのようです。

 散々、皆様にお薦めしてきましたが、スライドタイプの使い易さを実感しています。
開き戸では出し入れが困難なので、ストック中心の収納になっていたでしょうが、スライドタイプは普段使う調味料や調理器具をすぐ取り出せるので、表に出しておく物が減るのですね。
いままで収納力が魅力と言っていましたが、それだけじゃないのですね。
調理自体、楽に行えるようになります。
何か、テキパキと作業しているような気になります(w

ドライブレコーダー。

万が一の際、客観的な証拠を残す、ドライブレコーダー。
安全運転の意識の高い方が多いのでしょう、装着している車も増えていますね。

 先日、バイクに乗った大学生を追い回して死亡させたドライバーの乗っていた車に搭載されていたドライブレコーダーは、その過程が客観的に記録されていましたね。

 自分の潔白も、悪意も証拠として記録してくれるドライブレコーダー。
街中に溢れている防犯カメラと同じで、監視されているという気もしないでもありません。


 さて、そのドライブレコーダーですが、先日トラックで白岡にあるトナミ運輸のターミナルへ、弊社の事務所が留守で受け取れなかった、翌日に使う予定の荷物を引き取りに向かう途中の話です。

 国道17号から菖蒲へ向かう道路との交差点で、目の前を走る軽自動車がふいにブレーキランプを点灯させました。
タイミング的には、ドキッとするイレギュラーなタイミング。

 その時は、軽自動車の前を走る車も見えましたし、ガソリンスタンドの入口もあったので、そのせいだと思いました。

しかし、その後の道路は真っすぐで、軽自動車の前の車との間隔も十分にある状況で、再度軽自動車のブレーキランプが点灯して速度を落とし、制限速度40km/hのその道路を制限速度をやや下回る速度で走行し始め、軽自動車の前を走る車との車間距離は大きく開きました。

 普段、私は確かに車間距離がやや狭いと、同乗する嫁様に指摘されることもありますから、あおられていると思われているのかなと思いましたが、一時停止や交差点などの減速する場所を除けば、それ以上車間距離を詰める事もしませんから、前の車が制限速度を下回ろうと、減速された直後は近づきますが、そのあとは一定の車間距離を保って走行します。
気にせずに走ってもらえるとありがたいのですが、気になるのでしょうね。

 しかしながら、その後も2度、3度と、全走車はあるものの何も障害が無いだろうと見える状況でブレーキランプが点灯します。

 ふと見れば、その軽自動車のリアガラスにはドライブレコーダーを搭載している事を表すステッカーが貼ってあります。

 恐らく、前方だけでなく後方も録画するタイプが着いているのでしょう。
それで、あおり運転とは思っていない私に対して、あおり運転を止めろと言う警告を発しているのか、若しくは、何があっても制限速度を遵守する、アクセルとブレーキペダルのいずれかを常に踏んでいるタイプのどちらかかなと思っていました。

 県央道と並走する道に差し掛かる手前で、軽自動車の前を走る車がいなくなった瞬間、突如、軽自動車は速度を上げて、時速50km/hで走る私を置いてけぼりにするくらいの速度で走っていきました。

 どうやら、制限速度を順守するタイプではないようです。

 そのまま走っていると、赤信号の次の交差点で停車する為に速度を落とした軽自動車の後ろに付きました。
とてもゆっくりと走っているので、私のトラックも軽自動車に接近していきました。
軽自動車と、その前に止まる車との距離10m位でしょうか、突如軽自動車がゆっくりとした速度でしたが急に止まり、私も瞬間的にブレーキを踏込み止まりました。
その距離15~20cmです。

 明らかにぶつけさせようとする意図を感じました。

 そういう事もあるんじゃないかと思って、走っていたのでぶつからずに済んだのですが、なぜ、そんな行動を相手のドライバーは起こしたのでしょうか。


 そこにはきっと、ドライブレコーダーの存在があるんだと思うんです。

『すべてを記録しているぞ!』
『お前のあおり運転を記録しているぞ!』
『私は正義だ!こちらには証拠があるんだ!』

 そんな心理が働いたのか。

 若しくは、ドライブレコーダーを付けたばかりで、役に立つ瞬間を求めていたのかもしれません。

 ドライブレコーダーを付ける人は、安全運転をしようとしている人ばかりでないのだなという印象を受けました。

 しかしながら、ステッカーが貼ってあっただけで、そもそも本当にドライブレコーダーが装着されていたかどうかは、18時を過ぎ、街灯もない暗い道で見分けられなかったので、分かりません。
そのステッカーにまんまと私が騙され、こんな印象を勝手に抱いているだけなのかもしれません。
 ドライブレコーダーが登場した直後は、取り付けたタクシーの事故率が下がって、危険運転(という表現はあまり好きではないですが)の抑制に効果があると言われましたが、冒頭のバイクの事件の様にドライブレコーダーの装着車は、必ずしも安全運転をする訳じゃないと思わないといけないですね。

 心に余裕をもって、あらゆることに対応出来るように心がけよう。
もう少し車間距離にも余裕を持とう、と思った一件でした。

プロフィール

埼玉県鴻巣市で創業40年。 地域に根差し、お客様にとって最適な工事を提供出来るよう心掛けています。

HN:
加藤茂貴
性別:
男性
趣味:
コンガ、ジャンベ等パーカッション演奏
自己紹介:
会社名称:
 有限会社 カトウ工務店
 (1級建築士事務所併設)
所在:
 埼玉県鴻巣市松原1-20-10
tel/fax:
 048-541-1014 / 541-1017

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